タンデム用ヘルメットの選び方【2026年】同乗者のサイズ・規格・快適性で比較

タンデム用ヘルメットの選び方【2026年】同乗者のサイズ・規格・快適性で比較

大型自動二輪車や普通自動二輪車を運転する場合、同乗者にもPS(C)マークまたはJISマークが付いた乗車用ヘルメットを着用させる必要があります。

この記事では、同乗者用ヘルメットに必要な規格の確認方法、失敗しないサイズ合わせ、そして長時間の移動を支える快適性の判断軸を具体的に解説します。

目次

同乗者にも乗車用ヘルメットが必要です

編集部の一言

同乗者の安全確保は運転者の責任です。正しい規格の確認とあごひもの着用確認までを手順として確立させましょう。

運転者の責任と同乗者のヘルメット着用義務

二人乗りで走行する場合、同乗者の安全装備を整えることはライダー自身の重要な義務となります。警察庁の交通の方法に関する教則(2026年10月時点で確認)では、乗車用ヘルメットをかぶらない者を乗せて大型自動二輪車や普通自動二輪車を運転してはならないと明記されています。同乗者がヘルメットを正しく着用していない場合、そのまま走行することは認められません。

装備の確認は出発前のルーティンとして組み込むことが求められます。同乗者がバイクの扱いに不慣れである場合も多いため、あごひもの締め方やシールドの開閉手順まで運転者が確実に点検してあげることが大切です。

規格マークの見方:PSC・SG・JIS

タンデム用ヘルメットを選ぶ際は、まず安全規格のマークが適切に表示されているかを確認します。店頭や通販で購入する前に、本体の表示やラベル、パッケージを確認しましょう。見つからない場合は販売元に確認します。

規格マーク 対象・内容 確認する場所
PSCマーク 消費生活用製品安全法に基づく基準適合(二輪・原付用) 本体の表示やパッケージ
SGマーク 用途区分は125cc以下用とその他の2つ 本体の表示やパッケージ
JISマーク 教則において着用基準の1つとして例示されている規格 本体の表示やパッケージ

PSCマークと乗車用ヘルメットの定義

消費生活用製品安全法において、乗車用ヘルメットとは自動二輪車または原動機付自転車乗車用のものであり、工事用のヘルメットなどは含まれません。教則ではPS(C)マークまたはJISマークの付いた乗車用ヘルメットが求められているため、乗車用の表示がある製品を選びます。

SGマークの用途区分(125cc以下と全排気量)

SGマークの型式区分では、用途として「総排気量0.125リットル以下の自動二輪車又は原動機付自転車用のもの」と「その他のもの」の2種類に分類されています。125ccを超える車両で使用する場合は、125cc以下限定の区分になっていないかを確認します。

125cc以下限定の表示を確認する

ヘルメットの中には、特定の排気量までに限定して設計されている製品が存在します。同乗者用として手配するヘルメットが、自分が運転する車両の排気量に適合しているかを事前に見極めることが重要です。

排気量限定表示の確認手順

経済産業省の基準資料によると、総排気量0.125リットル以下の自動二輪車または原動機付自転車に限り使用するヘルメットには、その旨が容易に消えない方法で適切に表示されている必要があります。本体の表示やラベル、パッケージを確認し、限定表示があるものは排気量が125ccを超える車両には選ばないようにしましょう。表示が見当たらない場合や判断に迷うときは販売元に確認します。

中古品や譲り受けたヘルメットの確認

「たまにしか人を乗せないから」と友人から譲り受けたり、中古品を準備したりする場合も注意が必要です。外装の見た目だけで判断せず、ラベルの表示が剥がれていないか、限定表示が付いていないかを必ず確認してください。表示が薄れて読めない場合や適合範囲に不安がある場合は、無理に使用せず販売元やメーカーの公式情報を照合しましょう。

サイズ合わせとあごひもの確認方法

同乗者用ヘルメットを選ぶ際、最も失敗しやすいのがサイズ選びです。ライダー自身の頭のサイズを基準にして予備を購入すると、同乗者の頭に合わず危険を招く原因になります。

同乗者の頭囲測定と試着の手順

サイズを決める際は、メジャーを使って同乗者の頭囲を測るか、バイク用品店へ同行して実際に試着を行います。ヘルメットを被った状態で頭を前後左右に軽く動かし、ヘルメットだけが空回りしないか、こめかみに強い圧迫痛がないかを確認します。通販で購入する場合は、試着後のサイズ交換に対応している店舗を利用すると安心です。

あごひもを確実に締める重要性

警察庁の教則では、あごひもを確実に締めるなど正しく着用することが求められています。走行中の風圧や路面からの振動でヘルメットが後ろへずり上がらないよう、同乗者にあごひもの固定具の扱い方をレクチャーし、指先で引っ張っても外れない状態になっているかを出発前に点検します。

眼鏡や髪型に合わせた調整

同乗者が眼鏡をかけている場合、ヘルメットを被ったままスムーズにフレームを差し込めるかも重要な確認点です。また、髪を束ねているとサイズ感が大きく変わるため、実際に走行するときと同じ髪型で試着してもらう必要があります。

形状別の特徴と同乗者に合わせた選び方

乗車用ヘルメットには主にフルフェイス、ジェット、システムの3つの形状があります。それぞれの構造的な特徴を把握し、走行距離や同乗者の好みに合わせて選定します。

フルフェイスヘルメットの特徴

頭部全体から顎まわりまでを一体構造で覆う形状です。密閉性が高いため風の巻き込みや走行時の風切り音が少なく、長距離のツーリングに適しています。一方で開口部が狭いため、着脱時に同乗者が窮屈さを感じる場合があります。

ジェットヘルメットの特徴

顎部分が開いており、広い視界と開放感が得られる形状です。着脱が容易で周囲の景色が見渡しやすいため、街乗りや短時間の観光ツーリングにおいて同乗者の心理的負担が少ないと感じる人が多い形状です。シールド付きのモデルを選ぶことで、走行風や飛び石対策を意識できます。

システムヘルメットの特徴

フルフェイスの密閉性と、顎部分を跳ね上げられる利便性を併せ持った形状です。休憩時や給油の際にヘルメットを脱ぐことなく会話や水分補給ができるため、ツーリングでの実用性を重視する同乗者に向いています。可動部があるため全体の重量がやや増す傾向があります。

快適性を左右する重量・内装・ベンチレーション

運転操作を行わない同乗者は、走行風や振動による疲労をダイレクトに受けます。長時間の走行でも負担を抑えるためには、重量バランスや通気性の確認が欠かせません。

首への負担を抑える本体重量の確認

ヘルメットが重すぎると、加減速のたびに同乗者の首や肩へ負荷がかかります。特に体格の小さい同乗者や女性を乗せる場合は、できるだけ軽量なシェル素材を採用したモデルを選ぶと安心です。店頭で実際に持ってみるだけでなく、数分間被ってもらって首への負担感を確かめてみましょう。

ベンチレーション機能とシールドの扱いやすさ

ヘルメット内部の空気を循環させるベンチレーション機能は、季節を問わず重要です。夏場の熱気抜けはもちろん、冬場はシールドの曇りやすさに関わります。グローブを装着したままでも同乗者が自分でシールドや通気ダクトを開閉できるか、操作レバーの硬さもチェックしておきます。

インカム通話への対応設計

タンデムツーリングでは、走行中の会話をスムーズにするインカムが役立ちます。インカムを使う予定なら、ヘルメット内部にスピーカーを取り付ける専用スペース(スピーカーホール)があるかや、配線の通しやすさを試着時に確認します。装着したときに耳へ当たらないかも確かめておきましょう。

注意

快適性やデザイン性を重視するあまり、規格マークの確認やあごひもの着用を怠ってはなりません。必ず基準を満たした製品で正しく着用することが大前提となります。

購入前チェックリストと試着の進め方

タンデム用ヘルメットを実際に購入・用意する前に、確認しておくべきポイントを整理しました。出発直前に慌てないよう、以下のチェックリストを順に確認してください。

・PS(C)マークまたはJISマークが表示されているか

・使用車両の排気量に合った区分か(125cc以下限定表示の有無)

・同乗者の頭囲に合ったサイズを選んでいるか

・あごひもが確実に締められ、ぐらつきがないか

・シールドの視界がクリアで、傷や歪みがないか

・長期間放置された経年劣化や衝撃痕がないか

傷・割れ・変形や内装の崩れなど、ヘルメットの状態を見て判断します。過去に強い衝撃を受けた形跡がある場合や状態に不安がある場合は使用を避けてください。

ヘルメットなどの装備が整ったら、一緒に走る相手を探す段階です。

仲間とツーリングできるアプリ・BunBun

地域・走行スタイル・所有車種でツーリング仲間を探せます。

詳しく見る

よくある質問

同乗者も乗車用ヘルメットの着用は必須ですか?

必須です。警察庁の教則において、乗車用ヘルメットを着用しない者を乗せて大型自動二輪車や普通自動二輪車を運転することは禁止されています。PS(C)マークまたはJISマークの付いたヘルメットを正しく着用させる必要があります。

工事用のヘルメットを代用することはできますか?

工事用ヘルメットは乗車用ヘルメットの対象外です。消費生活用製品安全法における乗車用ヘルメットには工事用が含まれず、教則でもPS(C)マークまたはJISマークの付いた乗車用ヘルメットが求められています。乗車用の表示がある製品を選んでください。

125cc以下用のヘルメットを中型や大型バイクで使えますか?

総排気量0.125リットル以下の車両に限定して使用するヘルメットにはその旨の表示があります。運転する車両の排気量と表示を照合し、限定表示があるものは125ccを超える車両には選ばないようにしてください。迷う場合は販売元やメーカーに確認しましょう。

運転者と同乗者でヘルメットの形状をそろえる必要がありますか?

そろえる必要はありません。見た目の統一感よりも、同乗者の頭の形にサイズが正しく合っていることや、あごひもを確実に締められることを最優先に選んでください。

🏍️ 関連ギアをチェック

本記事で紹介したアイテムは以下から最新価格を確認できます。

・Amazonでバイク用品を探す ・楽天市場で探す ・Webike

※価格・在庫は変動します。最新情報は各販売サイトでご確認ください。

まとめ|タンデム用ヘルメット選びの手順

同乗者用のヘルメット選びは、慎重な確認が求められます。規格マーク、125cc以下限定表示の有無、サイズとあごひもの3点を順に確認しましょう。その上で、同乗者の好みや走り方に合わせて形状や快適性を選び、安心して景色を楽しめる準備を整えます。

この記事のまとめ

・規格の確認:PS(C)マークやJISマークの有無を確認し、工事用ヘルメットの代用は避ける

・排気量の照合:125cc以下限定の表示がないか確認し、車両に合った区分を選ぶ

・サイズと着用の徹底:同乗者の頭囲を測って試着し、あごひもを確実に締める

LINE登録はこちら

行きたい方面・距離・休憩スタイルを伝えるだけで、
あなた好みのツーリングルートをAIが提案します。

無料でAIルート提案を使ってみる

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

40代からのツーリング仲間探しサービス「BunBun(ブンブン)」の編集部です。ソロツーリングの楽しみ方からマスツーリングのマナーまで、大人のライダーに役立つ情報をお届けします。

目次