2026年10月12日時点のヤマハ公式ラインナップ(ロードスポーツ等)には、400cc専用モデルの記載がありません。そのためヤマハで400ccクラスを検討する場合、新車の現行モデルから選ぶのか、過去のモデルを中古で探すのか、あるいは排気量の近い代替モデルや大型モデルへ視野を広げるのかを整理する必要があります。この記事では、公式発表に基づく現在の車種展開、過去の代表的な400ccモデルの生産終了時期、現行モデルとの比較基準について詳しく解説します。
ヤマハのバイク400ccは現行ラインナップにあるのか
公式ラインナップで確認できたモデル群
2026年10月12日取得時点のヤマハ発動機公式サイト(日本国内向けラインナップ)によると、ロードスポーツ部門には以下のモデル群が掲載されています。
・MT-125
・YZF-R15/YZF-R125
・YZF-R3/YZF-R25
・MT-03/MT-25
・YZF-R7
・MT-07(MT-07 Y-AMTを含む)
・MT-09/MT-09 SP(MT-09 Y-AMTを含む)
・YZF-R9
・MT-10/MT-10 SP
・YZF-R1
YZF-R3/R25やMT-03/MT-25などの250〜320cc級と大型モデルは掲載されているが、その間にあたる400cc専用モデルは記載されていません。
普通二輪の上限は400ccという免許の整理
警察庁の資料では、総排気量が400cc以下の二輪車は普通自動二輪車(普通二輪免許)に該当し、400ccを超える二輪車は大型自動二輪車(大型二輪免許)の区分となります。普通二輪免許を所持しているライダーにとって、400ccは運転できる排気量の上限にあたります。
注意
本項に記載したラインナップ状況は、2026年10月12日取得時点のヤマハ発動機公式ウェブサイト(国内向けロードスポーツ等)の情報に基づいています。掲載されていない排気量帯の今後の導入計画や仕様変更については、メーカーの公式発表をご確認ください。
400ccクラスで過去にあったヤマハ車種
SR400
公式広報資料によると、2021年3月15日発売の「SR400 Final Edition」および限定1,000台の「SR400 Final Edition Limited」をもって、国内向けの生産を終了しました。現在、SR400を愛車として選ぶ場合は中古車市場から探す形となります。
ドラッグスター400とドラッグスター400クラシック
空冷V型2気筒エンジンを搭載した400ccクラスのクルーザーモデルとして「XVS400 ドラッグスター」および「XVS400C ドラッグスタークラシック」があります。2013年11月29日にはカラーリング等を変更した2014年モデルが発売されましたが、公式トピックスによると、二輪車平成28年排出ガス規制等に伴い2017年8月をもって生産終了となったことが公表されています。
新車で選べない場合は中古車が選択肢となる
SR400やドラッグスター400シリーズなどの400ccモデルは、すでに生産が終了しています。新車での購入ができないため、これらのモデルを希望する場合は中古車の状態を1台ずつ確認して選ぶ必要があります。年式や走行距離、保管環境による車体のコンディション差に注意が必要です。
現行で選べる代替:YZF-R3・MT-03・YZF-R25・MT-25
YZF-R3とYZF-R25の排気量
ヤマハの公式ニュースリリースによると、「YZF-R3 ABS」の総排気量は320cm³、「YZF-R25 ABS」の総排気量は249cm³と公表されています。いずれも400cc以下に収まっているため、普通二輪免許で運転できるモデルです。MT-03とMT-25は公式ラインナップで250〜320cc級として並ぶモデルですが、総排気量の数値は公式の製品ページ(諸元)で確認する必要があります。
発売時期の違いによる年式の整理
公式サイトの製品情報によると、それぞれのモデルの発売時期は以下の通り設定されています。
・YZF-R3/YZF-R25 70th Anniversary Edition:2026年2月27日発売
・YZF-R3/YZF-R25 通常モデル:2026年5月28日発売
・MT-25/MT-03:2025年4月24日発売
記念モデルと通常モデルで発売日が異なるため、年式や仕様を確認する際の基準となります。
400ccを探す人が見る排気量の数値差
400ccクラスを探している方が現行のYZF-R3/YZF-R25を検討する場合、YZF-R3の320cm³やYZF-R25の249cm³という排気量の違いが比較材料になります。普通二輪免許の枠内で新車を選ぶ場合、この数値の差をベースに用途や走行スタイルを照らし合わせることになります。
大型モデルに進む場合の免許と選び方
400ccを超えると大型二輪免許が必要
前述のとおり、総排気量が400ccを超える二輪車の運転には大型二輪免許が必要です。
ラインナップ上の大型モデル群
ヤマハの国内ロードスポーツラインナップには、400ccを超える大型モデルとして以下の車種が掲載されています。
・YZF-R7/YZF-R9/YZF-R1
・MT-07/MT-09/MT-10
免許の有無で分かれる判断
バイク選びの進め方は、ライダーが保有している運転免許の区分によって分かれます。普通二輪免許のまま維持する場合は249〜320cm³の現行モデルまたは過去の400cc中古車が対象になります。一方で、大型二輪免許を取得する場合は、現行の大型モデル群も選択肢に入ってきます。
ツーリング用途で比較するときのポイント
公式ラインナップ(ロードスポーツ等)に400cc専用モデルの記載がないため、現行の250〜320cm³級を選ぶか、中古の400ccを探すか、大型モデルへステップアップするかを判断するには、ツーリング用途に適した観点での見極めが役立ちます。
航続距離の観点
長距離ツーリングを計画する際は、給油の手間を減らすために燃料タンク容量と燃費の数値を確認することが大切です。カタログや取扱説明書に記載された定地燃費値やWMTCモード値を把握し、1回の満タン給油で走行できる距離の目安を算出します。
取り回しと足つきの確認
ツーリング先での駐輪やUターン時の扱いやすさは、車両重量とシート高に左右されます。自身の体格や筋力に合っているかどうかを確かめるため、スペック表上の数値を確認するとともに、店舗などで実際に車体を支えて確認することが推奨されます。
ポジションと積載の確認
カウルの有無とライディングポジションを実車で確かめます。また、シートバッグを取り付けやすいシート形状であるか、リアキャリアなどの純正アクセサリーが用意されているかも確認ポイントとなります。
走る距離と道路条件の見積もり
1日の走行距離と高速道路を使う割合を見積もり、必要な航続距離と車重・シート高を公式諸元で見比べます。
| 車種 | 総排気量 | 発売日 | 該当免許区分 |
|---|---|---|---|
| YZF-R3 ABS | 320cm³ | 2026年5月28日 | 普通二輪免許 |
| YZF-R25 ABS | 249cm³ | 2026年5月28日 | 普通二輪免許 |
| MT-03 | 公式諸元で確認 | 2025年4月24日 | 普通二輪免許 |
| MT-25 | 公式諸元で確認 | 2025年4月24日 | 普通二輪免許 |
| 大型モデル群(MT-07等) | 400cc超 | モデルにより異なる | 大型二輪免許 |
編集部の一言
排気量や車格を決める際は、ご自身が想定する日帰り走行距離や高速道路の利用頻度を明確にすることが、納得のいくバイク選びにつながります。
年式・中古で迷ったときの確認手順
年式と生産終了時期の突き合わせ
SR400は2021年3月15日発売のFinal Editionをもって国内向けの生産を終了し、ドラッグスター400シリーズは2017年8月に生産終了となっています。中古車市場に流通している車両はいずれも生産終了前に作られた車両になるため、製造からの経過年数を考慮した車両チェックが必要になります。
販売店や実車で確かめる項目
中古車を検討する際は、外観の傷だけでなく以下の実車確認を行うことが重要です。
・足つき性と車体を垂直に引き起こす際の重量感
・ハンドル位置とステップ位置によるライディング姿勢
・荷掛けフックやシート後部の積載スペースの形状
・各可動部の錆や消耗品の劣化状態
新車と中古車の選択基準
普通二輪免許の範囲でヤマハ車を選ぶ場合、新車であれば249〜320cm³の現行モデル、400ccにこだわるなら中古車という区分になります。
よくある質問
ヤマハに現行の400ccバイクはありますか?
2026年10月12日時点のヤマハ発動機公式ラインナップ(国内向けロードスポーツ等)において、400cc専用モデルの記載はありません。
普通二輪免許で運転できる排気量の上限は何ccですか?
警察庁の区分基準により、総排気量400cc以下の二輪車が普通自動二輪車の対象となります。400ccを超える車両には大型二輪免許が必要です。
SR400は現在も新車で購入できますか?
国内向けのSR400は、2021年3月15日発売の「SR400 Final Edition」および「SR400 Final Edition Limited」をもって生産を終了しています。そのため、探す場合は中古車が選択肢となります。
ドラッグスター400は新車で購入できますか?
ドラッグスター400およびドラッグスター400クラシックは、排出ガス規制等に伴い2017年8月をもって生産終了となったことが公式に公表されています。そのため、探す場合は中古車が選択肢となります。
YZF-R3の総排気量は何ccですか?
ヤマハの公式ニュースリリースによると、YZF-R3 ABSの総排気量は320cm³、YZF-R25 ABSの総排気量は249cm³と記載されています。
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まとめ|ヤマハ400ccクラスの現状と選び方
この記事のまとめ
・2026年10月12日時点のヤマハ公式ラインナップ(ロードスポーツ等)に400cc専用モデルは記載されていません
・SR400は2021年発売のFinal Editionが最後、ドラッグスター400は2017年8月に生産終了しており、400ccを狙う場合は中古車が選択肢となります
・現行の新車から選ぶ場合は、普通二輪枠のYZF-R3(320cm³)やYZF-R25(249cm³)などのモデル群、または大型二輪免許を要する大型モデル群が代替候補になります
・ツーリング用途の比較では、航続距離、取り回し、乗車姿勢、積載性を公式スペック等で確認して判断します
ヤマハの400ccバイクを検討する際は、まず公式ラインナップ(ロードスポーツ等)に400cc専用モデルの記載がないことを踏まえることが第一歩となります。ご自身が持っている免許区分や、想定するツーリングの走行距離に合わせて、中古の400ccモデルか現行の代替排気量モデルかを冷静に見極めてください。
