「北海道ツーリング5日間ルート(苫小牧起点):帯広→摩周湖→知床→網走→富良野、総走行約1,140km・費用目安7〜13万円」――これがこの記事の核心です。4泊5日あれば道東の絶景まで十分に楽しめます。実際に北海道を走った筆者(ツーリング歴18年・累計走行距離約15万km・北海道は計4回走破)が、さんふらわあ苫小牧便の選び方から日数別プラン・装備・注意点まで1記事にまとめました。2泊3日・7泊8日のプランも収録しているので、休みの日数に合わせてそのまま使えます。
地平線まで続くまっすぐな道、広大な牧草地、本州では絶対に味わえないスケールの走る自由がそこにあります。日数別プラン(2泊3日・4泊5日・7泊8日)と北海道ツーリングの日数選びのポイントを用意していますので、休みの長さに合わせて最適なプランをそのまま活用できます。
今年の夏こそ、憧れを現実にしましょう。
この記事でわかること
・北海道ツーリングのフェリー航路と費用の目安
・ベストシーズンと時期ごとの特徴
・日数別おすすめプラン(2泊3日〜7泊8日)
・道東・道北・道央・道南のおすすめルート
・持ち物・装備チェックリストと注意点
北海道ツーリングの基本情報
北海道ツーリングを計画する上で、まず押さえておくべき基本情報をまとめます。フェリー・費用・時期の3つを把握すれば、計画の骨格は完成です。
フェリー航路と料金(さんふらわあ苫小牧便含む)
北海道へバイクで渡る手段はフェリー一択です。最もメジャーなのがさんふらわあの苫小牧行き(大阪・神戸発、所要約19〜21時間)。関西発なら1泊の船旅で苫小牧に直接上陸でき、船内で睡眠・食事を済ませられるため体力の消耗が少ない点が魅力です。関東からは東京発の太平洋フェリー(仙台経由苫小牧行き、約40時間)や新日本海フェリー(舞鶴発小樽行き、約21時間)も人気。バイク(750cc以下)+1等席の往復料金は、さんふらわあで約4〜6万円が目安。各航路の所要時間・料金の目安をまとめました。
| 航路 | 運航会社 | 所要時間 | 二等料金目安(人+バイク) |
|---|---|---|---|
| 大洗→苫小牧 | 商船三井さんふらわあ | 約18時間 | 約20,000〜25,000円 |
| 仙台→苫小牧 | 太平洋フェリー | 約15時間 | 約15,000〜20,000円 |
| 新潟→小樽 | 新日本海フェリー | 約16時間30分 | 約18,000〜22,000円 |
| 名古屋→苫小牧 | 太平洋フェリー | 約40時間 | 約25,000〜30,000円 |
| 八戸→苫小牧 | シルバーフェリー | 約8時間 | 約10,000〜13,000円 |
| 青森→函館 | 津軽海峡フェリー | 約3時間40分 | 約6,000〜8,000円 |
フェリー予約のポイント
・お盆シーズン(8月10日〜16日前後)は1〜2ヶ月前に満席になります。早めの予約が必須です
・大洗発は関東圏からのアクセスが良く、最も人気のある航路です。夕方乗船・翌朝到着で時間効率も優秀
・バイクの車両区分は排気量で変わります。750cc超は大型車両扱いで料金が上がる航路もあるため確認しましょう
費用の目安
北海道ツーリングの総費用は日数と宿泊スタイルで大きく変わります。5日間の場合、フェリー往復(バイク込み)約3〜5万円、宿泊費2〜4万円、ガソリン代1〜2万円(北海道内の平均走行距離は約1,200〜1,500km)、食費1〜2万円で、合計目安は7〜13万円程度です。
| 項目 | 節約プラン | 快適プラン |
|---|---|---|
| フェリー(往復) | 約25,000円 | 約45,000円 |
| 宿泊(1泊あたり) | 約1,000〜2,000円(キャンプ場) | 約6,000〜10,000円(ビジネスホテル) |
| ガソリン代(1日あたり) | 約1,500〜2,000円 | 約1,500〜2,000円 |
| 食費(1日あたり) | 約2,000〜3,000円 | 約4,000〜6,000円 |
| 観光・入浴(1日あたり) | 約500〜1,000円 | 約1,000〜2,000円 |
| 5泊6日の総額目安 | 約55,000〜70,000円 | 約110,000〜150,000円 |
40代バイカーにはホテル泊とキャンプのハイブリッドがおすすめです。連日のキャンプは体力的に消耗しやすく、2〜3泊に1回はホテルでしっかり回復することで翌日以降のパフォーマンスが格段に上がります。北海道のライダーズハウスは1泊1,000〜2,000円と格安で、バイカー同士の情報交換拠点にもなっています。
ベストシーズン|北海道ツーリングに最適な時期
| 時期 | 気温目安 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 6月上旬〜中旬 | 15〜22℃ | 花の季節。梅雨なし。混雑少 | ★★★★☆ |
| 7月 | 18〜25℃ | ラベンダー最盛期。快適な気温 | ★★★★★ |
| 8月 | 20〜28℃ | 最も暖かい。お盆は混雑 | ★★★★☆ |
| 9月 | 15〜22℃ | 紅葉の始まり。混雑減。朝晩冷える | ★★★★☆ |
| 10月上旬 | 8〜18℃ | 紅葉ピーク。防寒必須。閉鎖施設あり | ★★★☆☆ |
初めての北海道ツーリングには7月がベストです。気温が最も安定しており(道央の平均気温20〜24℃)、富良野のラベンダーや美瑛の花畑が見頃を迎えます。8月のお盆シーズンは混雑しますが、それでも本州の観光地と比べて圧倒的にストレスが少ないのが北海道の魅力。快適に走れる期間は6月下旬〜9月中旬で、この時期に合わせてフェリーを早めに手配することが計画成功の鍵です。さんふらわあ苫小牧便などハイシーズンの便は2ヶ月前の予約開始日に即予約するのが確実です。
日数別おすすめプラン|北海道ツーリングの日数はどう決める?
休みの日数に合わせて3つのモデルプランを用意しました。北海道ツーリングの日数選びの目安は「何を見たいか」で決まります。道央だけなら2泊3日、道東の絶景も狙うなら5日間、完全一周なら8日間が適切です。いずれも初めての方が無理なく楽しめるルート設計で、1日の走行距離は200〜300kmを目安にしています。
2泊3日プラン(道央・富良野集中型)
最短で北海道の魅力を味わうなら、富良野・美瑛エリアに集中するのが正解です。苫小牧か小樽に上陸し、道央の見どころを効率よく回ります。フェリー乗船日を含めると実質5日間のスケジュールになるため、3連休+有給2日の組み合わせが現実的です。
2泊3日モデルプラン
・1日目: 苫小牧着→支笏湖→富良野(泊)走行距離 約150km
・2日目: 富良野→美瑛(パッチワークの路・四季彩の丘)→十勝岳望岳台→旭川(泊)走行距離 約120km
・3日目: 旭川→小樽(観光・寿司ランチ)→フェリー乗船 走行距離 約140km
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総走行距離 | 約410km |
| 1日平均距離 | 約140km |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(初級) |
| 費用目安 | 約50,000〜80,000円(フェリー込み) |
4泊5日プラン(北海道ツーリング5日間ルート・道東絶景型)
北海道らしい大スケールの自然を満喫するなら、5日間(4泊5日)で道東まで足を延ばすプランが最もおすすめです。摩周湖・知床・開陽台など「これぞ北海道」という絶景が凝縮され、初めての北海道ツーリングでも「行ってよかった」と確実に感じられる日数設定です。1日平均250km走行を想定した現実的なルートで組んでいます。
以下は苫小牧上陸を起点とした北海道ツーリング5日間ルートの標準行程です。各日の走行距離・主要スポット・宿泊地の目安も記載しています。
📋 北海道ツーリング5日間ルート:全行程サマリー(2026年版)
- Day1 苫小牧 → 帯広(約220km)|十勝平野・豚丼
- Day2 帯広 → 摩周湖 → 開陽台 → 中標津(約250km)|道東の核心
- Day3 中標津 → 知床ウトロ(約120km)|世界自然遺産・知床峠
- Day4 ウトロ → 網走 → 旭川(約310km)|オホーツク海岸
- Day5 旭川 → 美瑛 → 富良野 → 苫小牧(約240km)|ラベンダー・帰港
総走行距離:約1,140km 費用目安:7〜13万円 1日平均:約228km
▼ 5日間ルート早見表(クリックで各日詳細へ)
Day1 苫小牧→帯広(220km)|Day2 帯広→摩周湖→開陽台→中標津(250km)|Day3 中標津→知床ウトロ(120km)|Day4 ウトロ→網走→旭川(310km)|Day5 旭川→美瑛→富良野→苫小牧(240km)
Day1|苫小牧 → 帯広(約220km・所要約3時間)
苫小牧上陸後、日高自動車道で日高方面へ。馬の産地・新冠町を通過し、広大な十勝平野へ。帯広では豚丼が名物。ガソリン補給推奨:日高町(苫小牧から約60km地点)。宿泊:帯広市内ホテルまたはキャンプ場(ナウマン公園キャンプ場など)。
⚠️ 雨天・体力温存時の代替案:日高道をそのまま帯広へ直行し観光を翌日朝に回す。帯広市内に道の駅「おとふけ」があり休憩に最適。
Day2|帯広 → 摩周湖 → 開陽台 → 中標津(約250km・所要約4時間)
道道をつないで摩周湖第一展望台へ(入場料410円・2026年現在)。霧の摩周湖に出会えたらラッキー。開陽台では360度の地平線を体感。ガソリン補給推奨:弟子屈町内(摩周湖前後)。中標津のキャンプ場泊が人気(武佐岳自然の森キャンプ場など)。
⚠️ 雨天・体力温存時の代替案:摩周湖は霧でも幻想的な景観が楽しめる。開陽台をスキップしてDay2の宿を弟子屈温泉宿に変更するとリカバリーしやすい。
Day3|中標津 → 知床(斜里・ウトロ)(約120km・所要約2時間)
知床横断道路(知床峠・標高738m)を走り、ウトロ側へ。知床五湖の遊歩道ウォーク(要事前予約・高架木道は無料)か知床クルーズで野生動物を観察。知床峠は7〜8月でも朝晩は10℃前後になるため防寒ジャケット必携。ウトロ泊(知床グランドホテル北こぶしなど)。
⚠️ 雨天・体力温存時の代替案:知床峠は濃霧・強風時は通行規制がかかることがある。規制時は斜里側から往復せず、海沿いの国道334号でウトロへ迂回。知床五湖の代わりにフレペの滝遊歩道(事前予約不要)も選択肢。
Day4|ウトロ → 網走 → 旭川(約310km・所要約5時間)
オホーツク海沿いを北上。能取岬・サロマ湖を経由し、旭川へ。旭川ラーメンで疲れを癒す。ガソリン補給推奨:北見市内(網走から約40km)。旭川泊(旭川ターミナルホテルなど)。
⚠️ 雨天・体力温存時の代替案:310kmは5日間最長の行程。疲労が蓄積している場合は北見泊を挟んでDay4を北見止まりにし、Day5の出発を北見に変更(旭川経由をスキップして富良野へ南下するルートも可)。
Day5|旭川 → 美瑛 → 富良野 → 苫小牧(約240km・所要約4時間)
美瑛のパッチワークの路・ジェットコースターの路を走り、富良野でラベンダー(7月なら必訪)を鑑賞。道東自動車道で苫小牧へ戻りフェリー乗船。苫小牧フェリーターミナルには乗船2時間前到着が目安。
⚠️ フェリー時刻に注意:さんふらわあ苫小牧便の夕方便は17〜19時出港が多い。美瑛・富良野の観光は午前中に集中させ、13時頃には道東自動車道に乗るのが安全なスケジュール。
4泊5日モデルプラン
・1日目: 苫小牧着→日勝峠→帯広(泊)走行距離 約200km
・2日目: 帯広→ナイタイ高原牧場→阿寒湖→摩周湖→弟子屈(泊)走行距離 約250km
・3日目: 弟子屈→開陽台→野付半島→知床(ウトロ泊)走行距離 約220km
・4日目: 知床五湖→知床峠→羅臼→標津→釧路(泊)走行距離 約250km
・5日目: 釧路→襟裳岬→苫小牧→フェリー乗船 走行距離 約300km
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総走行距離 | 約1,220km |
| 1日平均距離 | 約245km |
| 難易度 | ★★★☆☆(中級) |
| 費用目安 | 約80,000〜130,000円(フェリー込み) |
7泊8日プラン(北海道ツーリング一周・完全制覇型)
時間が許すなら、北海道を一周する夢のプランに挑戦してみてください。道東の大自然から道北の最果て・宗谷岬、そして道央のラベンダー畑まで、北海道のすべてを味わい尽くすルートです。総走行距離は約2,500〜3,000kmになります。
7泊8日モデルプラン
・1日目: 苫小牧着→支笏湖→ニセコ(泊)走行距離 約180km
・2日目: ニセコ→積丹半島(神威岬)→小樽→札幌(泊)走行距離 約220km
・3日目: 札幌→富良野・美瑛→旭川(泊)走行距離 約200km
・4日目: 旭川→宗谷岬(日本最北端)→稚内(泊)走行距離 約260km
・5日目: 稚内→オロロンライン→紋別→網走(泊)走行距離 約300km
・6日目: 網走→知床五湖→知床峠→羅臼(泊)走行距離 約160km
・7日目: 羅臼→開陽台→摩周湖→阿寒湖→帯広(泊)走行距離 約280km
・8日目: 帯広→襟裳岬→苫小牧→フェリー乗船 走行距離 約300km
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総走行距離 | 約1,900km |
| 1日平均距離 | 約240km |
| 難易度 | ★★★★☆(中級〜上級) |
| 費用目安 | 約120,000〜200,000円(フェリー込み) |
エリア別おすすめルート
道東エリア:摩周湖・知床・開陽台
北海道ツーリングの真骨頂は道東にあります。開陽台から見渡す360度の地平線、知床の原始的な自然、摩周湖の霧。人工物がほとんど視界に入らない大地を走る体験は、人生観が変わるほどのインパクトがあります。5日間ルートでも道東は外せない核心エリアです。
道東エリアの見どころ
・開陽台: 330度の地平線パノラマ。「ライダーの聖地」と呼ばれる展望台
・知床峠(国道334号): 羅臼岳を間近に望む標高738mの峠道
・摩周湖: 世界屈指の透明度を誇る神秘の湖
・野付半島: 全長約26kmの砂嘴。トドワラの幻想的な風景
・ナイタイ高原牧場: 日本一広い公共牧場。丘陵を走る道が最高
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主要ルート距離 | 帯広〜知床ウトロ 約300km |
| 所要日数 | 2〜3日 |
| 難易度 | ★★★☆☆(中級) |
| ベストシーズン | 7月〜9月 |
| 主要道路 | 国道241号→国道243号→国道244号→国道334号 |
道北エリア:宗谷岬・オロロンライン・稚内
日本最北端の地・宗谷岬を目指すルートは、北海道ツーリングのハイライトです。オロロンライン(国道232号〜道道106号)は日本海沿いを延々と北上する直線路で、サロベツ原野越しに利尻富士が見える区間は息をのむ美しさ。「日本最北端到達証明書」(宗谷岬で200円で購入可)はバイカーの勲章です。
道北エリアの見どころ
・宗谷岬: 日本最北端の地の碑で記念撮影は必須
・オロロンライン: 日本海沿いの直線路から利尻富士を望む
・宗谷丘陵・白い道: ホタテの貝殻を敷き詰めた白い道は絶好のフォトスポット
・ノシャップ岬: 夕陽の名所。利尻島のシルエットが美しい
・エサヌカ線: 約16kmの直線道路。地平線へ吸い込まれる感覚
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主要ルート距離 | 旭川〜稚内 約250km(オロロンライン経由 約350km) |
| 所要日数 | 1〜2日 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(初級〜中級) |
| ベストシーズン | 6月〜9月 |
| 主要道路 | 国道232号→道道106号(オロロンライン)→国道238号 |
道央エリア:富良野・美瑛・ニセコ
パッチワークのような丘陵地帯と花畑が広がる、北海道の「絵はがき」エリアです。美瑛のパッチワークの路やジェットコースターの路はバイクで走ると一段と爽快。富良野のラベンダー畑は7月上旬〜中旬が最盛期で、紫色の丘と青空のコントラストは北海道ならではの光景。5日間ルートのフィナーレとして組み込むと締めくくりが完璧です。
道央エリアの見どころ
・美瑛・パッチワークの路: ケンとメリーの木、セブンスターの木などフォトスポット多数
・ジェットコースターの路: アップダウンの激しい直線道路は走りごたえ抜群
・ファーム富田: 北海道を代表するラベンダー畑
・神威岬(積丹半島): 積丹ブルーと呼ばれる青い海が絶景
・ニセコパノラマライン: 羊蹄山を望むワインディングロード
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主要ルート距離 | 札幌〜富良野〜美瑛 約200km |
| 所要日数 | 1〜2日 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(初級) |
| ベストシーズン | 6月〜9月(ラベンダーは7月) |
| 主要道路 | 国道237号→道道966号(パッチワークの路周辺) |
道南エリア:函館・大沼・洞爺湖
函館の夜景、大沼の自然、洞爺湖の温泉と、コンパクトに北海道の魅力が詰まったエリアです。青森からフェリーで函館に入る場合は、道南から北海道ツーリングをスタートするのが自然な流れ。函館の朝市で海鮮丼を食べてから走り出す――これだけで北海道ツーリングの幸福度が一気に上がります。
道南エリアの見どころ
・函館山: 世界三大夜景の一つに数えられる100万ドルの夜景
・大沼国定公園: 駒ヶ岳を背景にした湖沼群の美しさ
・洞爺湖: 湖畔の温泉街で走行後の疲れを癒す
・函館朝市: どんぶり横丁の海鮮丼は旅の始まりに最適
・城岱牧場展望台: 函館の裏夜景スポットとして人気
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主要ルート距離 | 函館〜洞爺湖 約180km |
| 所要日数 | 1〜2日 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(初級) |
| ベストシーズン | 5月〜10月 |
| 主要道路 | 国道5号→国道37号→国道230号 |
持ち物・装備チェックリスト
北海道ツーリングでは本州とは異なる気候条件を考慮した装備が必要です。夏でも朝晩は10℃前後まで冷え込む日があり、特に道東・道北では防寒対策が必須。また、1日で天気が3回変わることもあるため雨対策も万全にしましょう。
必須の装備
・レインウェア上下: 北海道は天気が変わりやすい。防水性の高いものを
・防寒インナー(フリース等): 夏でも朝晩は10℃を下回ることがある
・防水バッグまたは防水カバー: 荷物の濡れ対策は必須
・予備のグローブ: 濡れたグローブでの走行は危険
・虫除けスプレー: 北海道の虫(特にブヨ)は本州より手強い
・日焼け止め: 北海道でも夏の紫外線は強い
キャンプ泊する場合の追加装備
・テント(ツーリング用コンパクトタイプ)
・シュラフ(夏用でも3シーズン対応を推奨)
・マット(エアマットまたはインフレータブル)
・バーナー・クッカーセット
・ヘッドライト
北海道ツーリングの注意点
安全に楽しむための注意点
・野生動物の飛び出しに最大限の注意を払ってください。特にエゾシカは夕方〜早朝に活発に道路を横断します。時速60km以上での衝突は命に関わります
・ガソリンスタンドの営業時間が短いエリアがあります。道東・道北では18時に閉まるスタンドも珍しくありません。残量に余裕を持って給油しましょう
・直線道路でのスピードの出しすぎに注意。北海道の直線路は気持ちよくスピードが上がりますが、取り締まりも多く、動物の飛び出しリスクもあります
・峠道は霧が出やすいです。知床峠、日勝峠、三国峠は霧の名所。視界不良時は無理せず待機する判断も大切です
・携帯電話の電波が届かないエリアが道東・道北には点在します。万が一に備え、紙の地図も1枚持っておくと安心です
よくある質問
Q. 北海道ツーリングに最低何日必要ですか?
フェリーの乗船日を除いて最低2泊3日あれば、道央エリア(富良野・美瑛)を楽しめます。ただし、北海道らしい大スケールの自然を満喫するなら4泊5日以上がおすすめです。道東まで足を延ばすと北海道ツーリングの本当の魅力がわかります。
Q. フェリーの予約はいつ頃すればいいですか?
7月〜8月のハイシーズンは2ヶ月前の予約開始日に即予約するのが確実です。特にお盆期間(8月10日〜16日前後)はすぐに満席になります。6月や9月なら1ヶ月前でも比較的取りやすいです。
Q. 1日の走行距離はどのくらいが適切ですか?
40代バイカーなら1日200〜300kmが快適な範囲です。北海道は信号が少なく走行ペースが速いため、本州の300kmより疲労度は低いですが、写真撮影や観光の時間を考慮すると250km前後が理想的です。
まとめ|北海道ツーリングは5日間ルートから始めよう
北海道ツーリングは、バイカーの人生を変える体験と言っても大げさではありません。地平線まで続く直線路、エメラルドグリーンの摩周湖、夕陽に染まるオロロンライン。本州では絶対に味わえないスケール感が、北海道にはあります。
初めての北海道ツーリングで大切なのは、無理をしないことです。この記事で紹介した日数別プラン(5日間ルートが特におすすめ)とエリア別ルートを参考に、自分の体力と休みに合ったプランを組んでください。さんふらわあ苫小牧便など主要フェリーの予約はハイシーズン2ヶ月前が目安。特にお盆時期は予約開始日に即手配が必須です。一度北海道を走ったバイカーは、必ず「また来たい」と思うものです。最初から完璧に回ろうとする必要はありません。
そして、北海道ツーリングは仲間と走ると感動が何倍にもなります。広大な景色を前に「すごいな」と言い合える仲間がいるだけで、旅の記憶はずっと鮮やかに残ります。今年の夏こそ、北海道への第一歩を踏み出してみませんか。
