カーナビタイムとツーリングサポーターの違い|バイク用ナビ選びの正解を整理

カーナビタイムとツーリングサポーターの違い|バイク用ナビ選びの正解を整理

スマホナビをバイクで使うとき、「カーナビタイム」と「ツーリングサポーター」のどちらを選べばいいか迷うライダーは多いです。どちらも有料アプリで、バイク向けのルート案内に対応していますが、設計思想も得意領域もかなり異なります。この記事では両アプリの機能・料金・使い勝手を実用的な観点で比較し、あなたのツーリングスタイルに合った選択肢を整理します。

目次

そもそも2アプリの立ち位置が違う

カーナビタイムはナビ専業会社が作ったバイク対応版

カーナビタイムは、ナビタイムジャパンが提供するスマホナビアプリです。もともとドライブ向け「カーナビタイム」として展開してきたプラットフォームを、バイクモード対応で拡張したものです。ルート精度・地図品質・渋滞情報の鮮度においては国内トップクラスの実績があります。

バイク向けの機能としては、高速道路の2輪通行禁止区間の回避、通行止め情報のリアルタイム反映、細街路への不必要な誘導の抑制などが挙げられます。

ツーリングサポーターはライダーがツーリング用に作ったアプリ

ツーリングサポーターは、開発者がライダー目線で設計した、バイクツーリングに特化したアプリです。ルート案内だけでなく、ツーリング計画・目的地管理・グループ走行支援など、ライダーが現場で使いたい機能を積み上げてきた経緯があります。

地図はGoogleマップをベースに使っており、独自のツーリング向けレイヤーや設定を組み合わせる構造です。ナビ精度そのものよりも、使い勝手とツーリング文脈での機能充実を優先した設計です。

補足・参考

両アプリとも定期的にアップデートされており、機能の差は年々縮まっています。この記事の情報は2025年時点の仕様をもとにしており、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

料金体系の比較

カーナビタイムの料金

カーナビタイムは月額プランと年額プランが用意されています。月額は税込600円前後、年額プランは月換算で若干安くなります。地図データはクラウドから最新版を参照するため、地図更新費用は別途かかりません。

オフライン地図のダウンロードにも対応しており、電波の届かない山間部でもナビが使えます。ただしオフライン地図は容量が大きく、スマホの空き容量を事前に確保しておく必要があります。

ツーリングサポーターの料金

ツーリングサポーターは月額プランが税込600円前後で提供されており、価格帯はカーナビタイムとほぼ同等です。こちらもオフライン地図に対応しており、地域ごとにダウンロードができます。

無料機能の範囲でも基本的なナビは動作しますが、渋滞回避・詳細設定・グループ機能などは有料プランが必要です。価格差がほぼないため、料金だけで選ぶメリットは薄く、機能の使い方で選ぶのが正解です。

項目 カーナビタイム ツーリングサポーター
月額料金(税込目安) 約600円 約600円
地図ベース 自社地図 Google マップ
オフライン地図 対応 対応
渋滞情報 VICS WIDE 対応 Google 渋滞情報
グループ走行機能 なし(単独向け) あり

ナビ精度と地図品質の差

カーナビタイムはVICS WIDEと自社地図が強み

カーナビタイムはナビタイム独自の地図データベースと、VICS WIDE(道路交通情報通信システム)との連携が大きな武器です。高速道路の渋滞・規制情報がリアルタイムで反映されるため、長距離ツーリングで高速を使うシーンでは信頼性が高いです。

また、細街路の情報精度も高く、バイクに適した幅員の道を選ぶルーティングが得意です。峠道や林道方面への案内も、Googleマップに比べてバイクに合った選択をしやすい傾向があります。

ツーリングサポーターはGoogleマップの利便性を活かす

ツーリングサポーターはGoogleマップをベースに使っているため、地図の見やすさや目的地検索のしやすさは多くの人が使い慣れた水準です。Google検索と同じ感覚でスポット名を入れてルート設定できるため、初めて使うライダーでも直感的に操作できます。

ただし、Googleマップのルーティングはバイクではなく車向けの基準で動くことが多く、「バイクには向かない広い幹線道路ばかり通る」という声もあります。ツーリングサポーター側の設定で一定のチューニングは可能ですが、Googleの基本ルーティングに引っ張られる部分は残ります。

ツーリング特化機能の比較

ツーリングサポーターのグループ走行支援

ツーリングサポーターの最大の強みはグループ走行に特化した機能群です。同行メンバーのリアルタイム位置共有、はぐれた際の追跡、先頭と最後尾の確認ができる仕組みが組み込まれています。

友達グループでのツーリング・クラブ活動・オフ会ツーリングでは、この機能が組織的な走行をかなり楽にします。スマホ画面を見なくても現在地を共有できる点は、同乗者に対して安心感を与えられます。

カーナビタイムのルート設定の細かさ

カーナビタイムはルート設定の自由度が高く、有料道路の利用可否・フェリー利用・幅員制限などを細かく指定できます。ソロツーリングで自分のペースで走る場合、余計な誘導なく目的地に向かう精度は高いです。

また、立ち寄り地点の複数設定や、到着予想時刻のリアルタイム更新など、ドライブナビとしての完成度が高い分、バイクツーリングの「走ること自体を楽しむ」用途にも対応できます。

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使いやすさとインターフェースの違い

バイク走行中の操作性

走行中のスマホ操作は原則として禁止されているため、信号待ちや停車中の短時間操作しか現実的ではありません。この前提で考えると、画面の見やすさとルート表示のシンプルさが重要になります。

カーナビタイムは車載ナビに近い画面レイアウトで、案内矢印・距離・速度が大きく表示されます。グローブをしたまま操作するには、画面要素の大きさが有利です。一方ツーリングサポーターはGoogleマップ的な馴染みのあるUIで、慣れている人には直感的です。

注意

道路交通法の改正により、スマートフォンを手に持ちながらのナビ操作は厳しく取り締まられています。スマホホルダーへのマウントと、出発前のルート確認を徹底してください。走行中の操作は違反です。

音声案内の品質

どちらのアプリも音声案内に対応しており、Bluetoothインカムと連携できます。カーナビタイムの音声案内は「300m先、右方向です」「この先、急カーブ注意」など情報量が多く、ヘルメット内での案内として実用的です。

ツーリングサポーターもインカム連携に対応しており、Googleマップ準拠の案内に加えて独自の警告音声が入ります。B+COM・SENA・Cardo など主要インカムブランドとの相性はどちらも良好です。

どちらを選ぶべきか——ライダータイプ別の指針

ソロ・長距離ツーリング派にはカーナビタイム

高速道路を含む長距離を一人で走るライダーには、VICS WIDEとナビタイム独自の地図精度を持つカーナビタイムが適しています。渋滞・通行止めへの対応が速く、山間部での林道ルートも比較的正確です。

リターンライダーで久しぶりのツーリングを再開した人にも、車載ナビに近い操作感は安心感があります。長年カーナビを使ってきた感覚でそのまま使えます。

グループ・仲間ツーリング派にはツーリングサポーター

複数人でのツーリング・クラブ活動・オフ会を主体とするライダーには、グループ位置共有と隊列管理が使えるツーリングサポーターが明確な選択肢です。グループ機能のためだけにこのアプリを選ぶ価値があります。

Googleマップに慣れている若い世代や、スマホ操作が得意なライダーにとっても、UI的な馴染みやすさはメリットです。

両方を試してから決める選択肢

どちらのアプリも無料トライアル期間を設けています。月600円の違いは年間7,200円ですが、2つのアプリを重複して契約しても月1,200円です。1〜2ヶ月間両方を試して、自分の走り方に合う方を本命にする判断が、最もリスクが少ない選び方です。

編集部の一言

BunBun編集部でも複数のライダーにヒアリングしましたが、「ソロはカーナビタイム・グループはツーリングサポーター」という使い分けが最も多い回答でした。どちらか一択に絞るよりも、ツーリングの目的に応じて切り替える運用が現実的かもしれません。

スマホナビ全般の注意点

スマホの発熱と熱保護に注意

バイクでのスマホナビ利用では、直射日光+GPS+画面常時点灯の三重負荷でスマホが高温になりやすいです。iPhoneの場合、一定温度を超えると自動シャットダウンします。日射しが強い日は遮光性のスマホホルダーケース・ファン付きマウントの活用が有効です。

モバイルバッテリーとの接続

ナビを長時間起動すると、バッテリーの消耗が通常使用より大幅に増えます。2〜3時間以上のツーリングでは、USB給電しながらの使用を前提にしたほうが安全です。バイクのアクセサリー電源からのUSB給電キットを一度準備しておくと、以後の不安がなくなります。

オフライン地図のダウンロードを忘れない

山間部・離島・トンネル連続区間では電波が途切れることがあります。どちらのアプリも対応していますが、出発前にルート周辺のオフライン地図を落としておく習慣が、ツーリング中断リスクを下げます。特にカーナビタイムのオフライン地図は容量が大きいため、Wi-Fi環境での事前ダウンロードを推奨します。

よくある質問

カーナビタイムとツーリングサポーターは同時に使えますか?

どちらもスマホにインストールして使い分けることは可能です。同時に起動して2つの音声案内を流すことは混乱のもとになるため、目的に合わせてどちらか一方を起動して使う運用が一般的です。ソロ走行時はカーナビタイム、グループ走行時はツーリングサポーター、という切り替えをしているライダーも多いです。

Googleマップの無料版と比べてわざわざ有料アプリを使う意味はありますか?

Googleマップはルート検索や目的地設定の使い勝手が優秀ですが、バイク向けルーティング・2輪通行禁止区間の自動回避・VICS WIDE連携などの専用機能はありません。長距離・高速利用が多いライダー、または峠道メインで走るライダーには有料アプリの精度の差が実用上のメリットになります。短距離・市街地中心の使い方なら無料のGoogleマップでも支障は少ないです。

ツーリングサポーターのグループ機能は何人まで使えますか?

ツーリングサポーターのグループ走行機能は有料プランの範囲内で複数人が同じグループに参加する形式です。参加人数の上限は仕様変更で変わることがあるため、最新の公式情報で確認してください。クラブ規模での利用は、全員が有料プランに加入していることが前提となります。

iPhoneとAndroid、どちらでも使えますか?

カーナビタイム・ツーリングサポーターともにiOS・Androidの両方に対応しています。ただし、アプリのバージョンやOSのバージョンによって対応状況が変わることがあります。古い機種でナビを長時間動かすと発熱・フリーズのリスクが上がるため、OSを最新に保つことと、ナビ専用機の検討も合わせて考えてみてください。

専用バイクナビ機器と比べてスマホナビはどうですか?

ガーミンやユピテルなどの専用バイクナビは、防水・耐振動・日光下での視認性において有利です。一方スマホナビはアプリの更新で機能追加が続き、地図情報も常に最新です。価格面ではスマホ+アプリが圧倒的に低コストで済みます。本格的な長距離キャンプツーリングや山岳エリアへの走行が多い場合は専用機も検討する価値がありますが、一般的なツーリングならスマホナビで十分な水準です。

🏍️ ツーリングの参考に

関連ガイドや必要な装備は ギアレビューギアランキング をご覧ください。仲間と走りたい方は BunBun でツーリング相手を探せます。

まとめ|カーナビタイムとツーリングサポーター、選び方の結論

この記事のまとめ

・カーナビタイムはVICS WIDE連携と地図精度が強み。ソロ・長距離・高速利用に向いています

・ツーリングサポーターはグループ走行機能が最大の差別化点。複数人での走行が多い人に適しています

・料金はどちらも月額600円前後とほぼ同等。機能と用途で選ぶのが正解です

・Googleマップとの違いはバイク向けルーティングとVICS対応。長距離ツーリングには有料アプリの優位性があります

・無料トライアルを活用して1〜2ヶ月試し、自分の走り方に合う方を選ぶのが最もリスクが少ない判断です

BunBun編集部としては、どちらが絶対的に優れているとは断言できません。「一人で走る距離が長いか、仲間と走る機会が多いか」という一点で判断すると、答えはかなりはっきりします。まずは無料トライアルで両方の操作感を手元で確かめることが、後悔しない選択への最短ルートです。

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この記事を書いた人

40代からのツーリング仲間探しサービス「BunBun(ブンブン)」の編集部です。ソロツーリングの楽しみ方からマスツーリングのマナーまで、大人のライダーに役立つ情報をお届けします。

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