新型アドレス125でロングツーリングを計画する際は、給油地点と荷物の積載重量を先に確認してからルートを組む手順が役立ちます。公式諸元の数値を踏まえつつ、実走行での判断手順を押さえることで、無理のないツーリング計画を立てられます。
走行距離はどう決める?
航続距離を固定値で決めない
新型アドレス125の燃料タンク容量は5.3L、WMTCモード値は53.4km/L(クラス1、1名乗車時)とスズキ公式諸元で公表されています。ただし、この燃費数値は定められた試験条件下での計算値です。
実際の走行では、気象条件や道路の勾配、荷物の積載量、運転方法によって燃料消費率が変動します。そのため、「1回の満タンで〇〇km走れる」と固定的な航続距離を前提にして長距離ルートを固定することは避けるのが賢明です。
補足・参考
スズキの公式主要諸元では、使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態や整備状態などの諸条件により燃料消費率は異なると注記されています。
給油地点を先に確認する
ロングツーリングでは、走行前に立ち寄り可能な給油所の位置をあらかじめ把握しておく運用が基本となります。新型アドレス125のスピードメーター内にある液晶ディスプレイには、燃料計とトリップメーターが表示されるため、これらを活用して燃料管理を行います。
走行中はトリップメーターで区間距離を確認しつつ、燃料計の目盛りの減り具合に合わせて立ち寄る給油所を前倒しで選択します。山間部や郊外では給油所の間隔が数十キロ以上離れている場合や、日曜日・祝日に営業していない店舗もあるため、余裕を持った地点選定が必要です。
荷物はどこに積む?
シート下の容量と重量を分けて見る
新型アドレス125のシート下トランクは、容量24.4L・最大積載許容重量3kgとなっています。先代モデル(21.8L)から容積は拡大されていますが、積載できる重さには上限が設定されています。
スペースが広いからといって重い荷物を詰め込むと、許容重量を超過する恐れがあります。レインウェアや着替えなどのかさばる軽量な荷物を収める場所として活用するのが適しています。また、ヘルメットの形状や大きさによっては収まらない場合がある点にも留意が必要です。
注意
シート下トランクの最大積載許容重量は3kgです。容積に余裕があっても重量上限を超えないようパッキングする必要があります。
キャリアとケースの上限を確認する
新型アドレス125はリヤキャリアを標準装備しており、公式表記におけるリヤキャリアの最大積載量は6kgです。また、スズキ純正アクセサリーとして設定されているトップケースは容量27L、最大積載重量3.0kgとなっています。
リヤキャリアの最大積載量6kgに対して、トップケース本体の自重がどのように算入されるかは公式の装備ページ単体からは判別できません。トップケースや社外製キャリアを使用する場合は、各製品の取扱説明書に記載された定格や許容重量の表示を必ず確認してください。
| 積載場所・装備 | 容量 | 公表されている積載上限 |
|---|---|---|
| シート下トランク | 24.4L | 最大積載許容重量 3kg |
| 標準装備リヤキャリア | ― | 最大積載量 6kg |
| 純正トップケース(別売) | 27L | 最大積載重量 3.0kg |
荷物の寸法も確認する
バイクに荷物を積む際は、重量だけでなく道路交通法施行令で定められた積載寸法の制限を遵守しなければなりません。日本自動車工業会(JAMA)の解説によると、原付二種の積載制限は二輪車の基準に基づき整理されています。
荷物は、乗車装置または積載装置(キャリアやトップケース等)から前後0.3m以内、左右0.15m以内に収める必要があります。また、積載時の高さは地上から2.0m以下と定められています。シート後方やキャリアに大型のツーリングバッグを積載する際は、横幅や後方へのはみ出し寸法が基準内であるかメジャー等で確認しておくと安心です。
ルートはどう組む?
給油できる区間からつなぐ
原付二種でのツーリングでは、走行ルートを考える際に営業中の給油所がある区間を軸に繋ぐことが大切です。主要幹線道路から外れた景勝地や山間ルートへ入る前に、確実に給油できる地点を通過点として設定します。
燃料計の目盛りに応じて柔軟に立ち寄り先を変更できるよう、迂回路や別の給油候補をあらかじめ2箇所ほどリストアップしておくと、万が一の休業時でも落ち着いて対処できます。
編集部の一言
ソロツーリングでは、燃料の残量に気を取られると景色を楽しむ余裕がなくなります。早めの給油をルート上の休憩ポイントと兼ねておくと、精神的にもゆとりが生まれます。
通れる道路を確認する
アドレス125は総排気量124ccの第二種原動機付自転車に該当するため、高速自動車国道および自動車専用道路は通行できません。有料道路やバイパスの中には、小型二輪(125cc以下)の進入が禁止されている区間が存在します。
ルートを設計する際は、ナビゲーションアプリの設定で「高速道路・有料道路の回避」を指定するだけでなく、現地の標識や道路管理者の規制情報を確認することが重要です。また、一般道路における最高速度は道路標識等の指定に従う必要があります。
休憩と予定変更の余地を残す
長距離走行では、天候の急変や工事渋滞、路面コンディションの変化によって予定通過時刻が遅れることがあります。1日の目的地や立ち寄りスポットを詰め込みすぎず、時間的なバッファを組み込んでおく運用が求められます。
疲労が蓄積する前に適度な間隔で道の駅やパーキングに立ち寄り、水分補給やストレッチを行えるよう、全体の走行計画に余裕を持たせておくことが大切です。
よくある質問
満タンで何km走れますか?
燃料タンク容量は5.3Lで、WMTCモード値は53.4km/Lと公表されていますが、実走行の航続距離は走行環境や積載状態、運転方法によって変動するため一概には確定できません。燃料計とトリップメーターを活用しながら運用してください。
シート下には何kgまで積めますか?
新型アドレス125のシート下トランクの最大積載許容重量は3kgです。容量は24.4Lありますが、過剰に重い荷物を積まないよう注意が必要です。
リヤキャリアとトップケースには何kgまで積めますか?
標準装備のリヤキャリアの最大積載量は6kg、純正アクセサリーの27Lトップケースの最大積載重量は3.0kgとされています。ケース装着時の合計耐荷重や社外品の使用条件については、各製品の記載を確認してください。
給油は何kmごとに必要ですか?
決まった走行距離で判断するのではなく、スピードメーター内の燃料計の表示残量と、進行方向にある給油所の営業状況をもとに判断することが推奨されます。
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まとめ|新型アドレス125で無理のないツーリングを
この記事のまとめ
・航続距離を固定値で決めつけず、燃料計とトリップメーターで残量を管理する
・シート下トランクは上限3kg、リヤキャリアは上限6kgなど積載重量を守る
・原付二種の通行条件と給油地点を事前に把握し、余裕のある行程を組む
新型アドレス125でのツーリングは、車両の公表スペックを正しく理解し、積載重量や燃料管理の基本を守ることで充実した時間になります。給油所の間隔や休憩ポイントに余裕を持たせ、安全なツーリングをお楽しみください。
