富士山一周の主軸は国道138号・139号・469号
富士山麓を巡るルートの主軸は国道138号・139号・469号をつなぐ道路です。この記事では起点・方向・休憩・帰路の判断軸と規制の確認先を整理しており、接続地点や経由順は扱いません。
主軸になっている3本の国道
国土交通省中部地方整備局の日本風景街道「ぐるり富士山風景街道」の資料によると、富士山麓を一周するルートの主軸として国道138号、国道139号、国道469号が位置づけられています。この説明は風景街道におけるモデルルートの主軸道路を示したものであり、二輪車向けの具体的な走行手順や接続地点を個別に指定した案内ではありません。
この記事で示す範囲
各国道の接続地点と経由順はこの記事では扱わないため、走行前に地図等で予定区間を照合してください。
自転車向けの一周情報との違い
富士山一周を調べる際に、山梨県観光サイトなどに掲載されている「フジイチ」と呼ばれるサイクリングルートの情報を目にする場合があります。そこには走行距離約163kmなどの数値が示されていますが、これらは自転車向けの案内です。自動二輪車の走行距離や所要時間としてそのまま転用することはできません。
起点と回る方向の決め方
起点と方向は、帰路・立ち寄り先・日没から逆算して決めます。
起点は自宅からの行きと帰りで決める
ツーリングの起点は、ご自宅からの往路と復路にかかる負担を基準に設定します。立ち寄りたい場所の所在地や出発時刻を考慮し、周回路に出入りしやすい位置を決めるとスムーズです。特定の高速道路インターチェンジや特定の地域を一律の推奨起点として固定する必要はありません。
回る方向は予定経路と日没で決める
時計回りと反時計回りのどちらを選ぶかは、訪問したい立ち寄り先の順番と、最後の区間を走る時間帯に合わせて判断します。景観の見え方や日照、交通状況は季節や当日の気象により変化するため、どちらか一方が常に有利であるとは断定できません。ご自身の日没前の走行計画に合わせて選択してください。
決める前に地図で確認すること
起点と方向を確定させる前に、予定している走行区間を地図で確認します。
・予定している各区間が途切れずにつながっているか確認します
・通過予定の自治体や道路の管理区分を把握します
・帰路へ向かう分岐地点の位置を事前に把握します
休憩と切り上げの決め方
ソロでは体調と進み具合を自分で管理するため、余裕のある計画にしておきます。
休憩は予定経路上で先に決める
休憩地点は走りながら探すのではなく、出発前に予定経路上にある施設をいくつか選定しておきます。休憩の間隔を距離や時間で一律に固定するのではなく、給油や食事の予定、身体の疲労度に合わせて立ち寄れる候補地を地図上で事前に把握しておく運用をおすすめします。
体調と日没で切り上げを判断する
走行中は、残りの走行区間と日没時刻、そしてご自身の体調を常に照らし合わせて進行します。予定より進行が遅れた場合や体調の変化を感じた場合は、一周の完走にこだわらず、途中で帰路のルートへ移行する判断軸を持っておくことが大切です。
ソロで無理をしない計画の持ち方
単独走行では、トラブル時の対応も一人で行う必要があります。そのため、計画段階から「削ることのできる立ち寄り先」を設けておき、状況の変化に応じて柔軟に行程を短縮できる余白を残しておきましょう。
走行前に確認する規制情報と確認先
富士山周辺の道路は、降雨や気象状況、季節によって通行規制が実施される区間があります。管轄する組織ごとに確認先が分かれているため、出発前の照合が欠かせません。
管理主体ごとに確認先が違う
道路の通行止めや規制情報は、管理している自治体や事務所ごとに公表されています。走行予定の道路に合わせて適切な窓口を確認してください。
| 管理主体 | 確認先 | 対象範囲 |
|---|---|---|
| 静岡県 | 静岡県道路通行規制情報提供システム | 静岡県管理の道路 |
| 山梨県 | 山梨県道路規制情報 | 山梨県管理の国道・県道 |
| 国土交通省 | 甲府河川国道事務所(山梨県ページで案内) | 山梨県内の国道138号・139号等の国管理区間 |
静岡県のシステムと山梨県の道路規制情報は県管理道路が対象です。予定区間に国管理区間が含まれる場合は、その区間の管理者を調べて確認してください。
五合目アクセス道路は一周路とは別に確認する
富士山五合目(富士宮口、御殿場口、須走口)への県道と周回路のつながり方は、この記事では確認できていません。立ち寄る場合は経路と対象道路の規制を別に確認してください。また、二輪車がマイカー規制の対象となるかどうかは、静岡県のマイカー規制ページで確認してください。
資料にある規制の読み方
・富士山スカイラインは大雨により通行止めになります。
・令和8年度のマイカー規制は、須走口(ふじあざみライン)が7月1日9時〜9月10日18時、富士宮口(富士山スカイライン)が7月10日9時〜9月10日18時です。これは登山アクセスの規制であり、周回道路全体の規制ではありません。
・静岡県側の登山道3ルートは令和8年9月10日17時に冬期閉鎖されましたが、これは登山道の閉鎖情報であり一般道路全体の閉鎖ではありません。
その日の状況は走る日に確認する
ウェブサイト上に「現在、緊急情報はありません」や「通行可能」と表示されていても、それは取得時点の情報です。出発当日の朝や休憩時などに、表の各確認先(県管理・国管理とも)で最新の規制状況を再照合してください。
帰路と立ち寄りの判断軸
ツーリングを安全に終えるためには、帰路から逆算した時間配分が求められます。立ち寄り先の調整と判断の流れを整理しておきましょう。
帰路を先に決めてから寄り道を足す
出発前の段階で、帰路に要する時間と通過ルートを確定させておきます。全体の行動可能時間から帰路の時間を差し引き、残った時間枠に対して立ち寄り先を割り振っていくことで、寄り道を足し引きしやすくなります。
予定を変える条件を決めておく
どのような状況になったら行程を切り上げるか、あらかじめ条件を定めておきます。大雨などの急な気象悪化、予定していた道路の通行止め規制の発生、著しい体調の低下、あるいは日没が近づいた段階などを変更基準として意識してください。
編集部の一言
一周にこだわらず、途中で帰路へ移れる分岐を計画に入れておくことをおすすめします。
走行前チェックの短いリスト
出発前に確認しておくべき基本項目をまとめました。
・主軸となる国道138号、139号、469号の予定区間を地図で確認したか
・走行区間の管理主体(静岡県、山梨県、国)を把握したか
・各管理主体のシステムで当日の最新規制情報を調べたか
・予定経路上に無理のない休憩候補地を設定したか
・日没や体調に応じた切り上げ判断基準と帰路を決めたか
よくある質問
富士山を一周する主軸の道路は何号線ですか?
国土交通省の風景街道資料によると、国道138号、139号、469号をつなぐルートが主軸として位置づけられています。二輪車での具体的な接続交差点や経由順については、走行前に道路管理者の地図でご確認ください。
回る方向は時計回りと反時計回りのどちらがよいですか?
どちらが有利かは一概に言えません。立ち寄りたい地点の順序、走行時間帯、日没時刻、ご自宅への帰路の接続に合わせて都合の良い方向を選択してください。
道路の規制情報はどこで確認できますか?
静岡県管理区間は「静岡県道路通行規制情報提供システム」、山梨県管理の国道・県道は「山梨県道路規制情報」で確認できます。山梨県内の国道138号・139号の国管理分については、山梨県の案内に記載されている甲府河川国道事務所などの管理主体へご確認ください。
一周の途中で富士山五合目に立ち寄ることはできますか?
五合目への県道と周回路のつながり方は、この記事では確認できていません。立ち寄る場合は経路と対象道路の規制を別に確認してください。また、二輪車がマイカー規制の対象となるかどうかは、静岡県のマイカー規制ページで確認してください。
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まとめ|富士山一周ツーリングを無理なく走るために
この記事のまとめ
・主軸道路の把握:風景街道の主軸は国道138号、139号、469号であり、具体的な接続順は走行前に地図で照合します
・計画の判断軸:起点、周回方向、休憩、切り上げは、予定経路、帰路、日没、体調から総合的に判断します
・規制の照合:道路規制は管理主体ごとに走行日当日に確認し、五合目アクセス道路は周回路と分けて扱います
富士山麓のツーリングでは、骨格となる国道を理解したうえで、ご自身の帰路と日没時刻から逆算した計画を立てることが重要です。天候や道路規制の最新情報を管理主体ごとに把握し、余裕を持った行程でツーリングを楽しんでください。
