サベージ400のカスタムで最初に確認する3つの部分
国土交通省の「不正改造車を排除する運動」実施要領(令和2年)では、マフラー、灯火類、回転部分のはみ出しが排除項目に挙がっています。サベージ400のようなアメリカンでも、まずこの3点を基準に照らします。
マフラーは消音構造と適合表示を見る
重点排除項目には、マフラーの切断・取外しが含まれます。騒音低減機構を容易に取外せるマフラーの装着も同じ項目に入っています(国土交通省 実施要領)。消音用の部品を簡単に抜ける構造かどうかは、購入前に確かめておきましょう。
交換マフラーが基準に合っているかは、表示で判断するのが確実です。国土交通省の考え方では、使用過程車のマフラーで基準適合性が明らかなのは、Eマークまたはeマークの表示があるもの等とされています(国土交通省 パブリックコメント結果)。
加速走行騒音の規制は、平成22年4月以降の製作車から適用されています。それより前の既販車には遡及しませんが、近接排気騒音の規制は従来どおり適用されます。交換マフラー認証制度で確認を受けたマフラーや、製作者が表示を行ったマフラーは、加速走行騒音の規制に適合するものとされます(同資料)。
このように、車両の製作時期によって適用される規制が変わります。マフラーを選ぶ前に、自分の車両の製作時期を確かめておくと判断しやすくなるでしょう。
灯火類は色と取外しに注意する
基本排除項目には、灯光の色が不適切な灯火器の取付けが挙がっています。保安基準で装備が義務付けられた灯火器の取外しも同じく排除項目です(国土交通省 実施要領)。
平成30年6月の強化月間の街頭検査では、電気・灯火類の基準不適合が224件確認されました。この中には、点滅灯火など違法な灯火器の使用が含まれます(国土交通省 報道発表)。
ウインカーやテールランプを替える場合も、色と装備義務を守ることが前提です。個別の製品が基準に合うかどうかは、製品の適合表示と販売店で確かめましょう。灯火類以外では、バイクのミラーは車検に通る?という論点も、カスタム前に押さえておきたい部分です。
タイヤ・ホイールは車体からはみ出さない
タイヤ・ホイールの回転部分が車体外にはみ出すことは、重点排除項目に挙げられています(国土交通省 実施要領)。太いタイヤや社外ホイールを入れたときは、取り付けた後に車体からはみ出していないかを確かめます。
不適合のまま走るとどうなるか
6月は街頭検査が強化される
6月の強化月間には、警察機関などと連携した街頭検査が全国各地で行われます。違反車両には整備命令が出されます(国土交通省 令和7年発表)。
街頭検査は原付も対象です。不正改造があれば警告書が交付され、改修した結果を報告するよう求められます(国土交通省 実施要領)。
運輸支局等には「不正改造車・迷惑黒煙情報提供窓口」も設置されています。通報があると、その情報をもとに不正改造車のユーザーへ改善と報告が求められます(同発表)。検査の日でなくても、指摘を受ける可能性はあるということです。
整備命令に従わないと使用停止になる
保安基準に適合しない車両の使用者に対し、地方運輸局長は期間を定めて整備を命じることができます。命令に従わない場合は、車両の使用を停止できます(道路運送車両法第54条・第54条の2、国土交通省 報道発表)。
平成30年6月の強化月間では、その場で直らなかった299台に整備命令が出されました。そのうち24台は二輪自動車と原付です(国土交通省 報道発表)。
注意
平成30年6月の街頭検査では、基準不適合マフラーの装着などによる騒音・排ガスの不適合が89件ありました(国土交通省)。表示のない製品は避け、適合表示を確かめてから選ぶのが無難です。
スズキの保証とパーツ選び
違法な改造と社外品による不具合は保証外
スズキの公式FAQでは、法令に違反する改造やスズキが認めていない改造に起因する不具合を、メーカー保証の対象外としています。純正品と指定の油脂類以外の使用に起因する不具合も、同じく保証の適用外です(スズキ 二輪車FAQ)。
保証が残っている車両なら、社外品を入れる範囲を先に決めておくと安心でしょう。
よくある質問
中古のサベージ400に社外マフラーが付いていた場合は?
まずEマークやeマークなどの表示があるかを確かめます(国土交通省)。表示が見当たらない場合は、販売店に相談してから乗るのが安全です。
ウインカーやテールランプは自由に替えられますか?
灯光の色が不適切な灯火器の取付けと、義務付けられた灯火器の取外しは排除項目です(国土交通省)。製品の確かめ方は上の灯火類の節のとおりです。
街頭検査で不適合を指摘されたらどうなりますか?
期間を定めた整備命令の対象になり、従わない場合は使用停止もあり得ます(国土交通省)。指摘された部分を直し、求められた報告を行います。
カスタムするとメーカー保証はすべてなくなりますか?
対象外になるのは、違法な改造やスズキが認めていない改造、純正品以外の使用に起因する不具合です(スズキ)。気になる場合は、取り付ける前に販売店へ確認しましょう。
まとめ|サベージ400はマフラー・灯火・はみ出しから確認
この記事のまとめ
・最初に見る部分:マフラー・灯火類・タイヤやホイールのはみ出し
・マフラー:適合表示の有無と消音構造を確認
・灯火類:色を守り、義務の灯火器を外さない
・不適合時:整備命令、従わなければ使用停止
・保証:違法な改造と純正品以外による不具合は対象外
サベージ400のカスタムは、基準に関わる3つの部分を先に固めてから見た目の部分へ進むと、後から戻す手間を減らせます。迷う部品は、取り付ける前に販売店で確かめましょう。
