150ccに乗るには普通二輪免許が必要です
150ccのバイクに乗るには、普通二輪免許が必要です。総排気量400cc以下の車は普通自動二輪車に区分され、150ccはこの中に入ります。
AT限定の普通二輪免許でも、150ccのスクーターは運転できます。一方、小型限定や原付免許では乗れません。
この記事では、免許ごとに150ccに乗れるかどうか、125ccとの違い、普通二輪免許を取る2つのルートを順に整理します。
免許ごとに150ccに乗れるか
バイク免許の種類のうち、150ccに関係するのは次の5つです。
| 免許 | 150ccの運転 |
|---|---|
| 普通二輪免許 | できる |
| AT限定普通二輪免許 | AT車のみできる |
| 小型限定普通二輪免許 | できない |
| AT小型限定普通二輪免許 | できない |
| 原付免許 | できない |
出典は警察庁の有識者検討会報告書(2023年)、警視庁の案内、Hondaの免許案内です。
AT限定でも150ccスクーターは運転できます
AT限定の普通二輪免許で運転できるのは、400cc以下のAT二輪車です。150ccのスクーターはこの範囲に入ります。
ただし、AT二輪車以外は運転できません。150ccでもMT車に乗るなら、限定のない普通二輪免許が必要です。
小型限定と原付免許では乗れません
小型限定普通二輪免許で運転できるのは、総排気量125cc以下の小型二輪車です。AT小型限定も125cc以下が上限で、150ccは運転できません。
原付免許で乗れるのは、排気量50ccまでのバイクです。
新基準原付は総排気量125cc以下で、最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車です(警察庁通達、2025年)。150ccは新基準原付にも含まれません。
125ccと150ccの違いは免許と高速道路です
125ccと150ccの差は25ccですが、必要な免許の区分が変わります。普通二輪免許を取れば、150ccで高速道路も走れます。
125cc以下は小型限定、150ccは普通二輪
小型限定普通二輪免許は、通常の普通二輪免許より少ない教習時限数で取得できます。対象は125cc以下の小型二輪車です。
150ccはこの上限を超えるため、小型限定の教習では乗れる範囲に届きません。150ccを視野に入れるなら、125ccに乗れる免許の種類のうち、小型限定は対象外になります。
普通二輪免許なら高速道路を走れます
普通二輪免許は400ccまでのバイクに乗れる免許で、高速道路も走れます。AT限定の普通二輪免許も同じ扱いです。
150ccと普通二輪免許の組み合わせなら、高速道路を使ったツーリングも計画に入れられます。
高速道路の二人乗りは20歳以上・経験3年以上
高速道路での125cc超の自動二輪車の二人乗りは、平成17年(2005年)4月1日から条件付きで可能になりました。
条件は、20歳以上で、大型二輪免許または普通二輪免許の経験年数が通算3年以上あることです(香川県警察の案内)。
うっかり失効などで、現在の免許の6か月前までに取得していた免許の期間は経験年数に加算されます。外国免許を取得していた期間も同じです(香川県警察)。
注意
免許が停止されていた期間は、二人乗りの経験年数から除かれます。免許を取った日から単純に3年を数えるだけでは足りない場合があります。
補足・参考
香川県では、申出により免許証裏面の備考欄に高速道路で二人乗りが可能な旨を記載できます。この記載申請は義務ではありません。
普通二輪免許の取得ルートは2通りです
普通自動二輪免許の取り方は、教習所に通う方法とダイレクト受験の2つです。Hondaの免許案内でも、原付免許以外の二輪免許はこの2通りとされています。
ダイレクト受験は、実技・学科とも運転免許試験場で受験する方法です。
教習所ルートの流れ
教習所では、学科教習と、コースでバイクを運転する技能教習で知識と技術を学びます。流れは次のとおりです。
・入学(16歳以上、両目で視力0.7以上などの検査)
・学科教習と技能教習(技能は2段階制)
・各段階の終わりに運転技能を測るみきわめ
・卒業検定(100点からの減点方式で70点以上が合格)
・卒業後、試験場で免許の申請手続き
視力検査はメガネ・コンタクトの使用が認められています(Honda)。
卒業検定に合格すると免除される内容
指定教習所で卒業検定に合格した人は、試験場で次の3つが免除されます。
・技能試験
・取得時講習(実技3時間)
・応急救護講習(座学3時間)
試験場で受ける技能試験と講習がなくなる点が、教習所ルートの大きな違いです。
ダイレクト受験の流れ
ダイレクト受験では、試験場で適性試験と学科試験を受けます。適性試験の視力基準は両目で0.5以上で、色彩識別・運動能力・聴力の検査もあります。
学科試験は30分で、文章問題90問とイラスト問題5問です。95問中90%以上の正解で合格となります(Honda)。
普通免許(四輪)を持っている人は、この学科試験が免除されます。
編集部の一言
原付免許や普通四輪免許を持っていると、教習内容・時間数や受験内容が変わる場合があります。手持ちの免許を伝えたうえで教習所に問い合わせると、段取りを組みやすくなります。
試験場での費用は標準額で3,800円と22,300円
試験場で払う費用は、法令で定める標準額でルートごとに次のとおりです。教習所卒業者の金額に、教習所の受講費用は含まれません。
教習所卒業者
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受験料 | 1,750円 |
| 交付手数料 | 2,050円 |
| 合計 | 3,800円 |
ダイレクト受験者
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受験料 | 2,600円 |
| 試験車使用料 | 1,450円 |
| 交付手数料 | 2,050円 |
| 取得時講習料 | 12,000円 |
| 応急救護講習料 | 4,200円 |
| 合計 | 22,300円 |
ダイレクト受験者の費用には、教習所卒業者なら免除される2つの講習料が入っています。
申請には本籍地記載の住民票を用意します
どちらのルートでも、免許の申請手続きには住民票の写しが必要です。条件は、発行後6か月以内で本籍地の記載があるものです。
住民票を取ったら、本籍地が記載されているかを確認しておきましょう。
よくある質問
AT限定の普通二輪免許で150ccのスクーターに乗れますか?
乗れます。150ccのAT二輪車はAT限定普通二輪免許の範囲に入ります。MT車は運転できません。
125ccの小型限定免許で150ccに乗れますか?
乗れません。150ccは小型限定の範囲を超えるため、普通二輪免許が必要です。
150ccで高速道路を走れますか?
普通二輪免許があれば走れます。二人乗りをするには、年齢と免許の経験年数の条件を満たす必要があります。
車の免許を持っていると取得の流れは変わりますか?
教習内容や受験内容が変わる場合があります。普通免許(四輪)を持っている人がダイレクト受験する場合は、試験場の学科試験が免除されます。
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まとめ|150ccは普通二輪免許で乗れます
この記事のまとめ
・150ccは普通自動二輪車で、普通二輪免許が必要
・AT限定なら150ccのAT車に乗れる
・小型限定と原付免許では乗れない
・普通二輪免許なら高速道路も走れる
・取得ルートは教習所とダイレクト受験の2通り
まず手持ちの免許を確認し、教習所か試験場かのルートを決めましょう。
