長距離ツーリング楽なバイク250のおすすめ5選|選び方と公式諸元を比較

長距離ツーリング楽なバイク250のおすすめ5選|選び方と公式諸元を比較

長距離のツーリングで負担が少ない250ccバイクを選ぶ際は、公式諸元のタンク容量・重量・シート高で一次判断することが合理的です。ライディングポジションや防風性は、数値だけで判断せず実車で確認します。

この記事では、排気量250ccクラスの5車種について、メーカー公表の諸元をもとに違いを整理しました。重量の表記と注記の違いや年式による条件の違い、購入前に店頭で確かめるべき項目まで具体的に判断できます。

紹介する5車種の中で、公表諸元の燃料タンク容量が最も大きいのはVストローム250(17L)です。なお、記載している諸元値は2026年10月12日取得時点の公式情報であり、仕様は予告なく変更される場合があります。

目次

長距離で楽な250ccを選ぶ基準

長距離ツーリングで楽な250ccバイクを探すときは、諸元で比べられる項目(タンク容量・重量・シート高)と実車で確かめる項目(乗車姿勢・防風性)を整理し、あわせて点検の扱いを確認することが大切です。

燃料タンク容量は給油回数の目安にとどめる

燃料タンクの容量は、ルート上での給油回数を想定する大切な基準となります。今回取り上げる車種では、Vストローム250が17L、Ninja 250が14L、YZF-R25が約14L、CRF250 RALLYとVストローム250SXが12Lです。

ただし、公表される燃料消費率は定められた試験条件下での測定値です。気象や渋滞、運転方法や整備状態によって実際の消費量は変化します。

そのため、諸元のタンク容量から航続距離を決めつけることは避けるのが賢明です。給油所の少ないルートを走る際の余裕度として確認してください。

重量とシート高は定義と条件を揃えて読む

重量は、メーカーごとに表記(装備重量/車両重量)と注記の内容が異なります。スズキの「装備重量」は、燃料や潤滑油、バッテリー液(Vストローム250は冷却水も含む)を入れた総重量です。

カワサキの「車両重量(整備質量)」も、油脂類やバッテリー液を含んだ状態を指します。ヤマハの用語解説によると、二輪業界では2008年6月以降、車両重量は装備重量と同じ意味で扱われています。

注意

ホンダのCRF250 RALLYにおける車両重量(153kg)は、公表諸元表に油脂類などの定義注記が確認されていません。ヤマハの解説は二輪業界全般の用語説明であり、CRF250 RALLYの諸元表の注記ではないため、数値は目安として見比べ、取り回しの感覚は実車で確かめる必要があります。

シート高の数値も、シートの形状や座面の沈み込みによって足つき性が左右されます。CRF250 RALLYの〈s〉仕様(885mm)のように仕様違いもあるため、実車での確認が欠かせません。

ポジションと防風性は実車で確かめる

長距離走行時の負担に関わる乗車姿勢や防風性は、今回確認した公式諸元では比べられないため、販売店で実車を確かめる必要があります。

店頭では、ハンドルまでの距離や前傾度合い、ステップに足を置いたときの膝の曲がり角度をチェックします。また、スクリーンや荷物用リアキャリアの有無と形状も実車で確かめたい項目です。

250ccは車検不要でも点検は必要

道路運送車両法の規定により、排気量250cc超の二輪車には定期的な車検が義務付けられています。一方、250cc以下の軽二輪は車検の対象外となっています。

ただし、国土交通省の案内にある通り、車検の有無に関わらず点検整備の実施自体が道路運送車両法第47条で使用者の義務とされています。また、日常点検整備の実施も道路運送車両法第47条の2等に基づき使用者の義務として定められています。

紹介する5車種の総排気量はすべて248〜249cm³であり、車検の対象にはなりません。ロングツーリングへ出発する前には確実な日常点検を実施してください。日常点検の項目と、それ以外の点検の扱いは国土交通省の案内で確認できます。

長距離ツーリング向け250ccおすすめ5選の公式諸元

メーカー公式資料で主要諸元を確認できた車種から、4メーカーにまたがるよう5車種を選定しました。この選定は長距離での優劣を検証した順位ではありません。ご自身の体格やツーリングの用途に合わせて諸元値を比較検討してください。

5車種の諸元比較表

メーカー公式サイトおよび取扱説明書に記載された主要諸元を以下の表にまとめました。重量の定義注記やデータの取得時点も併せて掲載しています。

車種 燃料タンク容量 シート高 車両重量 / 装備重量
Vストローム250
(8BK-DS12E)
17L 800mm 191kg(装備重量)
Vストローム250SX
(8BK-EL11L)
12L 835mm 164kg(装備重量)
CRF250 RALLY
(8BK-MD47)
12L 830mm〔885mm〕 153kg(車両重量)
Ninja 250
(8BK-EX250Y)
14L 795mm 166kg(車両重量)
YZF-R25 約14L 780mm 169kg(車両重量)

・総排気量は5車種とも248〜249cm³です。

・諸元は2026年10月12日取得時点の公式資料に基づきます。

・CRF250 RALLYの諸元は2025年2月現在の公式公表値です。〔 〕内は〈s〉仕様の値を示します。

・スズキ車の装備重量は燃料・潤滑油・バッテリー液等(Vストローム250は冷却水も)を含む総重量です。

・カワサキ車の車両重量は整備質量(油脂類・バッテリー液含む)です。

・ヤマハ車の車両重量は取扱説明書および公式ページの記載値です。

・ホンダ車の車両重量は、公表諸元表に油脂類等の定義注記が見当たりません。

補足・参考

Vストローム250SXのシート高は型式指定申請書外数値です。YZF-R25の排気量およびタンク容量は取扱説明書(B1X-F8199-J0)記載の仕様であり、年式により異なる場合があるため、公式サイトで最新値を確認してください。各諸元は予告なく変更される場合があります。

Vストローム250(スズキ)

スズキのVストローム250は、水冷2気筒の248cm³エンジンを搭載したモデルです。公式諸元上の燃料タンク容量は17Lとなっており、紹介5車種の中で最大の容量を持ちます。

装備重量191kgは今回の表の重量欄で最も大きい数値です。ただしメーカーごとに重量の注記が異なるため、押し引きや取り回しの感覚は販売店の実車で試す必要があります。

Vストローム250SX(スズキ)

Vストローム250SXは、249cm³の油冷単気筒エンジンを採用したモデルです。燃料タンク容量は12L、装備重量は164kgとなっています。

シート高は835mm(型式指定申請書外数値)と公表されており、今回比較した5車種の標準仕様の中で最も高い数値です。実際の足つき感はシートの沈み込みによっても変わるため、店頭で確認してください。

CRF250 RALLY(ホンダ)

ホンダのCRF250 RALLYは、水冷単気筒の249cm³エンジンを搭載するモデルです。公式スペック表(2025年2月現在)における車両重量は153kg、タンク容量は12L、シート高は830mm(〈s〉仕様では885mm)です。

公表された車両重量は153kgと5車種の中で最も軽い部類に入ります。ただし、車両重量に含まれる油脂類の定義注記が公式表にないため、他社と単純に優劣を比べず実車で取り回しを確かめてください。

Ninja 250(カワサキ)

カワサキのNinja 250(2026年モデル)は、水冷並列2気筒の248cm³エンジンを積むモデルです。燃料タンク容量は14L、シート高は795mm、車両重量(整備質量)は166kgとなっています。

長距離走行における姿勢の負担感はハンドルの位置関係によって分かれるため、店頭で実際にグリップを握り、上半身の前傾度合いを確かめることが大切です。

YZF-R25(ヤマハ)

ヤマハのYZF-R25は、公式ページで車両重量169kg、シート高780mmと公表されています。ヤマハ公式ページでは、780mmのシート高について足つき性が良いと説明されています。

なお、燃料タンク容量は約14L、総排気量は249cm³(いずれも取扱説明書記載値)です。足つきの感覚だけでなく、ステップに足を乗せたときの膝の曲がり具合を実車で確認してください。

購入前に実車と最新諸元で確かめる手順

カタログの諸元値を把握した後は、販売店での実車確認へ進みましょう。前述の乗車姿勢やスクリーンの確認と合わせ、以下の手順で検討を進めることを推奨します。

・手順1:メーカー公式サイトで最新の年式および仕様諸元を確認する

・手順2:販売店で実車にまたがり、両足の接地感と車体の引き起こしを試す

・手順3:ステップに足を乗せ、長時間の運転を想定して上半身の前傾度合いを確かめる

・手順4:リアキャリアの有無やシート後部の形状を見て、荷物の積載性を確認する

・手順5:試乗車の有無を店舗へ問い合わせ、可能であれば実際の走行フィーリングを試す

編集部の一言

給油と休憩の間隔は、走るルートと自分のペースに合わせて組んでおくと計画を立てやすくなります。無理のない運行計画を立ててください。

よくある質問

250ccバイクは車検が必要ですか?

道路運送車両法の規定により、250cc以下の軽二輪には車検がありません。ただし、安全走行のために道路運送車両法第47条の2等に基づき、日常点検整備を行うことが使用者の法令上の義務とされています。

燃料タンクが大きいほど長距離は楽になりますか?

タンク容量が大きいほど給油回数を抑えやすくなりますが、実際の燃費は走行環境や運転方法で変化します。重量やシート高の数値、実車で確かめる乗車姿勢と併せて判断します。

メーカーで重量の表記が違う場合、数値はそのまま比べられますか?

スズキは装備重量、カワサキやヤマハ、ホンダは車両重量という表記を用いています。含まれる燃料や油脂類の注記が各社で異なるため、数値は目安として見比べ、取り回しの感覚は実車で確かめる必要があります。

シート高の数値が低ければ足つきは安心ですか?

シート高の数値は目安になりますが、実際の足つき性はシート幅やサスペンションの沈み込みによって変化します。数値だけで判断を完結させず、販売店で実際にまたがって確認することをおすすめします。

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まとめ|長距離ツーリングを快適にする250cc選び

この記事のまとめ

・長距離の快適性はタンク容量・重量・シート高で一次判断し、姿勢や防風性は実車で確認する

・メーカーごとに重量の表記と注記や年式条件が異なるため、公表値の前提を揃えて比較する

・250ccは車検不要でも日常点検は使用者の義務となるため、出発前に点検する

250ccクラスでの長距離走行は、カタログ数値の比較と実車確認の積み重ねによって納得のいく選択ができます。最新の公式諸元を手がかりに、ご自身に最適な1台を見極めてください。

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この記事を書いた人

40代からのツーリング仲間探しサービス「BunBun(ブンブン)」の編集部です。ソロツーリングの楽しみ方からマスツーリングのマナーまで、大人のライダーに役立つ情報をお届けします。

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