モンキーでツーリングに出発する前に把握しておきたい基本は、車両の区分と通行できる道路の範囲です。現行のモンキー125は第二種原動機付自転車(原付二種)に該当し、運転には小型限定普通二輪免許以上の二輪免許が必要です。原付免許や普通自動車免許では運転できません。
この記事では、手元のモンキーの車両区分、計画時に除外すべき通行不可区間、取扱説明書に沿った積載の注意点、そして教則に基づく休憩計画の組み立て方を整理して解説します。モンキー125の一般道での速度と右折方法はこの記事では扱いません。警察庁などの案内で確認してください。
モンキーの区分は排気量と最高出力で決まる
二輪車の車両区分は、単に排気量の数値だけで決まるわけではありません。最高出力の基準も関係するため、自身の車両の正確な諸元を確認する必要があります。
モンキー125は原付二種
本田技研工業公式の主要諸元によると、現行モンキー125(型式:ホンダ・8BJ-JB05)は総排気量123cm³、最高出力6.9kWの車両です。この車両は「第二種原動機付自転車(原付二種)」に区分されており、運転には小型限定普通二輪免許以上の二輪免許が必要です。原付免許(原動機付自転車免許)や普通自動車免許では運転できません。
新基準原付とは別物
警察庁および国土交通省の公的基準により、2025年4月1日からは総排気量50cc超125cc以下であっても最高出力が4.0kW以下に制御された二輪車は「第一種原動機付自転車(新基準原付)」に区分され、原付免許での運転が可能となりました。
しかし、Honda公式の案内にも明記されているとおり、現行のモンキー125は最高出力が6.9kWであり、新基準原付(排気量125cc以下・最高出力4.0kW以下)には該当しません。排気量だけで区分を判断せず、最高出力の仕様を合わせて確認することが重要です。
50ccのモンキーは従来の原付
過去に販売されていた50ccモデル(例:2009年フルモデルチェンジ時や2016年発売の型式ホンダ・JBH-AB27など)は、第一種原動機付自転車に該当します。歴代のすべての年式・型式において仕様が同一とは限らないため、手元の車両の型式や区分については、メーカー公式の諸元表などで照合してください。
| 車両 | 必要な運転免許 | 高速道路・自動車専用道路 |
|---|---|---|
| モンキー125(原付二種) | 小型限定普通二輪免許 以上 | 通行不可 |
| 50ccモンキー・AB27型(原付一種) | 原付免許 | 通行不可 |
車両区分と走れない道
ツーリングルートを引く際には、走行できない道路を事前に確認し、ルート計画に反映させる必要があります。
高速道路・自動車専用道路は通れない
警察庁の検討会報告書において、原動機付自転車は高速自動車国道および自動車専用道路を通行できないと明記されています。また、「交通の方法に関する教則」でも、高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)では小型二輪車や一般原動機付自転車は通行できないと記載されています。したがって、50ccモデルはもちろん、125ccのモンキーであっても高速道路や自動車専用道路は通行できない前提でルートを組む必要があります。
バイパスは路線ごとに確認する
一般国道などのバイパス道路には、一部区間が自動車専用道路に指定されている場所があります。例えば、国土交通省の案内資料によると、国道1号の静清・藤枝・浜名・潮見バイパスの自動車専用道路区間では、125cc以下の小型自動二輪車などの通行が禁止されています。
すべてのバイパスが一律に通行禁止となっているわけではなく、通行できないのは自動車専用道路に指定された区間で、どの区間が該当するかは路線ごとに異なります。ツーリングの予定ルート上にバイパスがある場合は、各道路管理者が公表している規制情報を事前によく確認してください。
50ccの一般道ルール
警察庁の資料において、現行の原付の法定速度は30km/hと記載されており、交差点での二段階右折が必要と記載されています。対象となる交差点の条件は教則などで確認してください。
日本自動車工業会(JAMA)の案内でも、新基準原付には従来の原付と同じ交通ルールが適用されると明記されています。50ccモデルでツーリングを計画する際は、これらの速度制限や右折方法を前提にした行程を組む必要があります。
・50cc・125ccのモンキーは高速自動車国道・自動車専用道路をルート計画から除外
・一般道のバイパス区間は路線ごとの標識や案内を事前確認
積載の準備と置いてはいけない場所
車体のコンパクトなモンキーに荷物を載せる際は、走行の妨げにならないよう取扱説明書の指示を順守することが基本となります。
積載の基本は取扱説明書
モンキー125の公式取扱説明書では、「荷物の積みすぎに注意し、確実に固定して安全な速度で走行してください」と案内されています。年式やモデルごとに細かな注意点が異なる場合があるため、必ず手元にある該当車両の取扱説明書を確認してください。
ハンドル付近と灯火類・マフラー周辺は避ける
積載位置には明確な制約があります。モンキー125の取扱説明書には以下の具体的な指示が記載されています。
・ハンドル操作ができなくなる場合があるため、ハンドル付近に物を置かないこと
・ヘッドライト、ウィンカー、ストップ/テールランプの周辺への積載は避けること
・マフラー周辺への積載は避けること
これらの位置への荷物の配置は避けてください。
許容重量は車体と用品の説明書で確認
交通の方法に関する教則の積載制限表は、一般原動機付自転車の積載物の重量を30kgとしています。ただし、これは原付二種のモンキー125の上限としては確認できていません。許容重量を一律の数値で判断せず、車両本体および取り付ける積載器具(キャリアやバッグ類)それぞれの取扱説明書で指定された条件を確認してください。
販売店で付けた用品の扱い
Honda販売店で取り付けた純正アクセサリーなどの取り扱いについては、車体の取扱説明書において「その商品に付属の説明書をお読みください」と案内されています。付属の説明書で許容荷重や取付条件の記載を確認したうえでパッキングを行ってください。
休憩計画の立て方
交通の方法に関する教則を参考に、無理のない運転計画と休息の目安を整理します。
教則が勧める運転計画
警察庁の「交通の方法に関する教則」では、運転計画の作成について次のように示されています。
・あらかじめ、運転コース、所要時間、休息場所、駐車場所などについて計画を立てておくこと
・運転計画は、自分の運転技能と車の性能に合わせて立てること
走行可能なルートを選定したうえで、休息場所や駐車可能な場所を行程にあらかじめ組み込んでおくことが推奨されています。
2時間に1回の休息
長時間運転するときについて、教則には、「2時間に1回は休息をとりましよう」という一般的な指針が明記されています。これは特定の排気量に限った基準ではありませんが、モンキーでのソロツーリングを計画する際にも、進行のペース配分を決める有用な目安となります。
地図で休憩候補を選び、出発前に再確認する
ルートを引く際は、通行可能な一般道沿いにある休憩スポットを事前にリストアップしておきます。出発前には予定区間の交通情報や道路規制の状況、車体に積載した荷物の固定状態に緩みがないかを再確認します。
よくある質問
モンキー125に乗るにはどの免許が必要ですか?
小型限定普通二輪免許以上の二輪免許が必要です。現行のモンキー125は第二種原動機付自転車に区分されているため、原付免許や普通自動車免許では運転できません。
モンキー125は新基準原付に該当しますか?
該当しません。新基準原付は排気量125cc以下かつ最高出力4.0kW以下の車両が対象ですが、モンキー125は最高出力が6.9kWあるため、原付二種の区分となります。
モンキーで高速道路や自動車専用道路を走れますか?
通行できません。警察庁の検討会報告書と交通の方法に関する教則に、通行できない旨が記載されています。一般道のバイパスでも自動車専用区間は走れませんので、事前に規制情報を確認してください。
荷物は何kgまで積めますか?
一律の数値ではなく、車両本体および取り付ける積載用品の取扱説明書で指定された許容重量と取付条件を確認してください。また、ハンドル付近や灯火類・マフラー周辺への積載は取扱説明書で避けるよう指示されています。
ツーリング時の休憩はどのくらいの間隔で取ればよいですか?
警察庁の交通の方法に関する教則では、長時間運転するときは2時間に1回は休息をとることが勧められています。この基準を目安に休憩地点を計画してください。
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まとめ|モンキーのツーリング準備
この記事のまとめ
・モンキー125は原付二種区分であり、運転には小型限定普通二輪免許以上が必要
・50cc・125ccともに高速道路や自動車専用道路は通行できない前提でルートを設計する
・積載は取扱説明書の禁止箇所を守り、休憩は教則が勧める2時間に1回を目安に計画する
