「ツーリングサポーターの無料版と有料版の違いは何か」「月額料金は本当に払う価値があるのか」——そう迷っているライダーに向けて、この記事では料金体系・機能差・実際の使い心地を具体的に解説します。結論から言えば、ナビタイム バイク専用アプリ「ツーリングサポーター」の有料プレミアムプランは月額600円(税込)で、マルチルート・快走路優先・オフラインマップなど無料版にない機能を解放します。月2回以上ツーリングするなら1回あたり300円以下のコストになり、費用対効果は十分。一方、無料版でも音声ナビ・バイク通行禁止道路の回避・施設検索は使えるため、まず無料で試してから判断するのが最善のアプローチです。40代以降のソロライダー視点を含めた評判・デメリットまで、まとめて解説します。
NAVITIMEバイクツーリング(ツーリングサポーター)の料金・機能・評判を徹底解説
ツーリングサポーターとは?基本概要と特徴
「NAVITIMEバイクツーリング」の正式名称は「ツーリングサポーター」で、株式会社ナビタイムジャパンが提供するバイクライダー向けナビゲーションアプリです。iOS・Android両対応で、App StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロードできます。
一般的なカーナビアプリはクルマの道路幅・速度帯に最適化されているため、バイクで使うと「幹線道路ばかり案内される」「走りたいワインディングを通らない」という不満が出がちです。ツーリングサポーターはバイク専用の道路条件・法規制を加味したルート検索が最大の特徴で、同カテゴリで国内最大規模のユーザー数を持つアプリとして評判が高まっています。
対応バイクカテゴリと車両設定
アプリ内では車両種別の設定が可能で、原付・原付二種・小型・普通二輪・大型二輪に対応しています。排気量や免許区分に応じて通行できる道路を自動フィルタリングし、高速道路の二人乗り条件も考慮するため、法定基準を外れたルートが提示されにくい設計です。
注意事項
原付二種(125cc以下)は高速道路・自動車専用道路を通行できません。アプリもその制限を反映しますが、設定を誤ると意図しない道路へ誘導されるリスクがあります。初回セットアップ時に車両種別を正確に登録することが、ツーリングサポーターを安全に使うための最初のステップです。
ツーリングサポーターの料金体系|無料版と有料版の機能比較
無料版でできること
ツーリングサポーターは無料でも基本的なナビ機能を利用できます。主な機能は以下の通りです。
・出発地・目的地を指定したルート検索
・音声案内付きターンバイターンナビ
・バイク通行禁止道路の回避
・道の駅・ガソリンスタンドなどの周辺施設検索
・走行ログの記録(件数制限あり)
「目的地まで安全に案内してほしい」という用途なら無料版でも十分機能します。ただし広告が表示されること、経由地を複数設定するマルチルート機能に制限がかかることが主なデメリットです。
有料版(プレミアム)の料金と追加機能
月額600円(税込)のプレミアムプランに加入すると機能が大幅に拡張されます。年払いプランも用意されており、ツーリングシーズンのみ月払い契約する使い方も可能です。主な追加機能は以下の通りです。
・マルチルート検索:経由地を最大20地点まで設定可能
・オフラインマップ:電波の届かないエリアでも地図・ナビを使用可能
・快走路優先ルート:交通量が少なく走りやすい道を優先する独自アルゴリズム
・渋滞回避リルート:リアルタイム渋滞情報に基づいた自動再検索
・走行ログの無制限保存:ツーリング記録を永続的に累積管理
・広告非表示:走行中の視認性・操作性が向上
有料版の中でも特にソロツーリング派に評判が高いのが「快走路優先ルート」です。信号の少ない地方道・県道を経由するルートを積極的に提案するため、「走ること自体が目的」のツーリングスタイルに直結します。無料版にはないこの機能が、プレミアムプランの最大の差別化ポイントと言えます。
| 機能 | 無料版 | プレミアム |
|---|---|---|
| 基本ナビ・音声案内 | ◯ | ◯ |
| バイク専用ルート | ◯ | ◯ |
| 経由地設定(マルチ) | 最大3地点 | 最大20地点 |
| 快走路優先 | △(一部) | ◯ |
| オフラインマップ | × | ◯ |
| 走行ログ保存 | 制限あり | 無制限 |
| 広告表示 | あり | なし |
ナビ精度と使い心地の実態|ツーリングサポーターの評判
ルート提案の傾向と快走路設定の実力
実際に使うと、Googleマップとの最大の違いは「山岳・峠エリアでのルート選択」に顕著に現れます。Googleマップが幹線国道を優先するのに対し、ツーリングサポーターは快走路設定オンの状態で県道・町道を経由するルートを積極的に提案し、ツーリングの満足度を高めます。
ただし、提案されたルートが必ずしも「走りごたえのある峠」とは限らないのがデメリットのひとつです。快走路の定義はあくまで「交通量が少ない道」のため、ダイナミックなワインディングよりのどかな農道を通るケースもあります。目的地とルートの楽しさを両立するには、経由地を自分でいくつか設定しておく方法が現実的です。
音声案内の品質とBluetooth連携
音声案内はSENAやCARDOなどBluetoothヘルメットスピーカーとの接続を前提にした設計です。「300m先を右折です」という案内タイミングは概ね自然で、交差点直前の連続案内も機能します。ただし、複雑な多車線交差点や高速ICの分岐では案内が一瞬遅れる場合があり、高速走行時は余裕を持った車線移動を心がけることが重要です。
注意事項
スマートフォンホルダーへの取り付けは走行前に確実に固定してください。画面操作は必ず停車中に行い、走行中の操作は道路交通法上の違反になる場合があります。音声案内を活用し、視線をできる限り前方に向けることが安全運転の基本です。
オフラインマップの実用性
山間部ツーリングでは電波が途切れる区間が想定以上に長くなることがあります。プレミアムプランのオフラインマップ機能は、事前に走行予定エリアの地図データをダウンロードしておくことで圏外でもナビを継続できます。ダウンロード容量は都道府県単位で100〜300MB程度のため、出発前日にWi-Fi環境でダウンロードしておくことを推奨します。
編集部の一言
オフラインマップは奥飛騨・吉野・四国山地など電波の入りにくいエリアで特に有効です。年に数回しか行かない秘境ルートほどプレミアムの恩恵を実感しやすく、「いざという時の保険」として有料版の価値を再認識するライダーが多いのも評判の一因です。
走行ログ機能の活用法
ログ記録とルートの振り返り
ツーリングサポーターの走行ログ機能は、走行経路・距離・時間・平均速度などを自動記録します。プレミアム版では無制限保存が可能なため、「去年の秋に走ったあのルートをもう一度」という再現にも活用できます。
記録したログはアプリ内で地図上に表示できるほか、GPXファイルとしてエクスポートも可能です。外部のルート管理サービスと連携したいライダーにとっても利便性の高い設計になっています。
ルートの事前作成と読み込み
スマートフォンアプリだけでなく、PCブラウザ版のNAVITIMEサービスでルートを作成しアプリに転送する方法も選べます。大画面でじっくりルートを組んでから走行当日にアプリで呼び出すフローは、計画派のソロツーリングライダーに特に向いています。
他のナビアプリとの比較|ツーリングサポーターを選ぶ理由
Googleマップとの違い
Googleマップは地図データの網羅性・最新性では群を抜きますが、バイク固有の法規制(通行禁止道路など)への対応は限定的で、ライダーが好む快走路を優先するアルゴリズムも持っていません。「最速・最短」には便利ですが、ツーリングを楽しむための相棒としては機能面で物足りなさを感じます。
Yahoo!カーナビとの違い
Yahoo!カーナビは無料でVICS渋滞情報を活用でき、クルマ用途では完成度の高いアプリです。しかしバイク専用モードがなく、通行禁止道路への誘導リスクや快走路優先機能がない点がツーリングサポーターとの大きな差分です。ナビタイム バイク専用アプリとの機能差は、実際に走ってみると明確に感じられます。
Garminなどハードウェアナビとの比較
Garmin ZUMOやPanasonicのバイク専用ナビは、振動・防水性能・視認性の面でスマートフォンより有利です。一方で本体価格(3〜7万円台)・地図更新コスト・データ更新の手間がデメリットになります。ツーリングサポーターはスマートフォンさえあれば月600円で始められるため、「まずバイク専用ナビを試してみたい」リターンライダーのファーストステップとして合理的な選択肢です。
補足・参考
スマートフォンをハンドル上に取り付ける場合、エンジンの振動がカメラセンサーを損傷する可能性があります。Appleは振動による光学式手ぶれ補正機構への影響を公式に注意喚起しています。バイク用防振マウントを使用することでこのリスクを大幅に低減できます。
ツーリングサポーター プレミアムプランの料金は「元が取れる」か
コストパフォーマンスの考え方
月額600円(税込)というナビタイム バイクアプリの料金は、ツーリング頻度によって評価が変わります。週末ライダーで月2回以上走るなら1ツーリングあたり300円以下のコストでバイク専用ナビが使える計算です。ガソリン代・高速代と比較すれば費用対効果は十分に高く、プレミアムプランに加入しているライダーの評判も概ね良好です。
逆に年数回しか走らないライダーや近隣をのんびり走るスタイルであれば、無料版でも大きな不満は生じにくいでしょう。まず無料版を試して「マルチルートが必要」「ログを積み上げたい」と感じた時点でプレミアムへ移行するアプローチが最も現実的です。
年払い・月払いの賢い選び方
ツーリングサポーターは月払い(600円/月)と年払いの両方に対応しています。ツーリングシーズンが春〜秋に集中するライダーは、必要な期間だけ月払いで契約するのが合理的です。冬場に解約し春に再加入するサイクルでも、設定やログデータは保持されます(ナビタイム側の仕様変更があった場合はアプリ内で確認が必要です)。
編集部の一言
40代以降のリターンライダーは「空白期間」があるぶん、現在の道路事情・規制変更に疎いケースがあります。ツーリングサポーターがバイク専用ルートで通行禁止道路を自動回避してくれる設計は、知識のアップデートを補うセーフティネットとして機能します。料金以上の安心感がある、というのがこのアプリの評判を支えている理由のひとつです。
よくある質問
ツーリングサポーターは原付でも使えますか?
使えます。アプリの車両設定で「原付(50cc以下)」または「原付二種(51〜125cc)」を選択すると、原付が通行できない自動車専用道路・一部有料道路を自動回避したルートを案内します。車両区分を正確に設定することで、誤ったルートへの誘導を防げます。
無料版から有料版(プレミアム)への切り替えは簡単ですか?
アプリ内のプレミアム登録画面からApp Store / Google Playの決済を経由して月600円で加入できます。切り替え後も無料版で記録した走行ログや設定はそのまま引き継がれます。解約はアプリストアの定期購読管理画面から即時手続き可能です。
BluetoothヘルメットスピーカーとツーリングサポーターのBluetooth接続はどう設定しますか?
スマートフォンのBluetooth設定でSENA・CARDO等のヘルメットスピーカーとペアリングするだけで、ツーリングサポーターの音声案内が自動的にスピーカーから出力されます。アプリ側での追加設定は不要で、音量はスマートフォン本体の音量キーで調整します。
オフラインマップはどこで保存できますか?
プレミアムプラン加入後、アプリ内「オフラインマップ」メニューから都道府県単位でダウンロードできます。容量は地域によって異なりますが100〜300MB程度です。Wi-Fi環境下での事前ダウンロードを推奨します。ストレージが少ない機種では、使い終わったオフラインマップを削除して空き容量を確保してください。
ツーリング中のスマートフォンのバッテリー切れ対策はありますか?
ナビアプリはGPS・画面常時点灯・通信を同時使用するため消費電力が大きく、2〜3時間でバッテリーが半減するケースもあります。長距離ツーリングではバイクのUSBソケットまたはシガーソケットから給電しながら走るのが定番の対策です。電源が取れない場合は10,000mAh以上のモバイルバッテリーを携行してください。画面輝度を下げ、不要なアプリをバックグラウンドで終了させることでも消費を抑えられます。
まとめ|ツーリングサポーター(ナビタイム)の料金・評判・デメリットを総整理
この記事のポイント
・ツーリングサポーターはバイク専用設計で、法規制・快走路を考慮したルート案内が最大の強み
・無料版でも基本ナビは利用可能。マルチルート・オフラインマップ・快走路優先はプレミアム(月600円/年5,800円)が必要
・快走路優先ルートはワインディングや峠道を好むソロツーリング派ライダーと特に相性がよい
・GoogleマップやYahoo!カーナビと異なり、バイク通行禁止道路の自動回避がルート設計に最初から組み込まれている
・月払い契約ならツーリングシーズン(春〜秋の4〜5か月)だけ加入・解約するコスト管理も合理的
・走行ログの蓄積機能でお気に入りルートの再走や年間走行距離の記録管理にも活用できる
バイクナビアプリの最適解は走り方・頻度・エリアによって変わります。ただ「バイクで走ることを前提に設計されたナビ」という点で、ツーリングサポーターは現状もっとも実用性の高い選択肢のひとつです。まずは無料版で使い勝手を確認し、「マルチルートや快走路優先を使いたい」と感じた段階でプレミアムへの移行を検討してみてください。
BunBun編集部では、ギアレビューや実走インプレッションなど、40代以降のライダーに役立つ情報を継続的に発信しています。
