北海道ツーリング完全ガイド|おすすめルート・日数別プラン・費用の目安【2026年版】

【40代からの北海道ツーリング】初めてでも安心のおすすめルートと日数別プラン

バイカーなら一度は夢見る北海道ツーリング。地平線まで続くまっすぐな道、どこまでも広がる牧草地、見たことのないスケールの自然。本州では絶対に味わえない「走る自由」がそこにはあります。しかし、初めての北海道ツーリングは不安もつきもの。フェリーはどうやって乗るのか、何日あれば楽しめるのか、費用はどのくらいかかるのか。わからないことだらけで、「いつか行きたい」のまま何年も過ぎていないでしょうか。

40代からの北海道ツーリングは、決して遅くありません。むしろ経済的にも時間的にも余裕が出てくる40代こそ、北海道を最も楽しめる年代です。若い頃のように無理な走行をしなくても、北海道は十分に感動を与えてくれます。

この記事では、初めての北海道ツーリングに必要な情報をフェリー・費用・時期・ルート・持ち物まで網羅的にまとめました。日数別プラン(2泊3日・4泊5日・7泊8日)も用意していますので、休みの長さに合わせて最適なプランを選べます。

この記事でわかること

・北海道ツーリングのフェリー航路と費用の目安

・ベストシーズンと時期ごとの特徴

・日数別おすすめプラン(2泊3日〜7泊8日)

・道東・道北・道央・道南のおすすめルート

・持ち物・装備チェックリストと注意点

目次

北海道ツーリングの基本情報

北海道ツーリングを計画する上で、まず押さえておくべき基本情報をまとめます。フェリー・費用・時期の3つを把握すれば、計画の骨格は完成です。

フェリー航路と料金

北海道へバイクで渡る手段はフェリー一択です。主要な航路と所要時間・料金の目安をまとめました。

航路 運航会社 所要時間 二等料金目安(人+バイク)
大洗→苫小牧 商船三井さんふらわあ 約18時間 約20,000〜25,000円
仙台→苫小牧 太平洋フェリー 約15時間 約15,000〜20,000円
新潟→小樽 新日本海フェリー 約16時間30分 約18,000〜22,000円
名古屋→苫小牧 太平洋フェリー 約40時間 約25,000〜30,000円
八戸→苫小牧 シルバーフェリー 約8時間 約10,000〜13,000円
青森→函館 津軽海峡フェリー 約3時間40分 約6,000〜8,000円

フェリー予約のポイント

・お盆シーズン(8月10日〜16日前後)は1〜2ヶ月前に満席になります。早めの予約が必須です

・大洗発は関東圏からのアクセスが良く、最も人気のある航路です。夕方乗船・翌朝到着で時間効率も優秀

・バイクの車両区分は排気量で変わります。750cc超は大型車両扱いで料金が上がる航路もあるため確認しましょう

費用の目安

北海道ツーリングの総費用は日数と宿泊スタイルで大きく変わります。以下はおおよその目安です。

項目 節約プラン 快適プラン
フェリー(往復) 約25,000円 約45,000円
宿泊(1泊あたり) 約1,000〜2,000円(キャンプ場) 約6,000〜10,000円(ビジネスホテル)
ガソリン代(1日あたり) 約1,500〜2,000円 約1,500〜2,000円
食費(1日あたり) 約2,000〜3,000円 約4,000〜6,000円
観光・入浴(1日あたり) 約500〜1,000円 約1,000〜2,000円
5泊6日の総額目安 約55,000〜70,000円 約110,000〜150,000円

40代バイカーにはホテル泊とキャンプのハイブリッドがおすすめです。体力的に連日のキャンプはきつい場合もありますし、2〜3泊に1回はホテルでしっかり休むことで、翌日以降のツーリングの質が上がります。

ベストシーズン

時期 気温目安 特徴 おすすめ度
6月上旬〜中旬 15〜22℃ 花の季節。梅雨なし。混雑少 ★★★★☆
7月 18〜25℃ ラベンダー最盛期。快適な気温 ★★★★★
8月 20〜28℃ 最も暖かい。お盆は混雑 ★★★★☆
9月 15〜22℃ 紅葉の始まり。混雑減。朝晩冷える ★★★★☆
10月上旬 8〜18℃ 紅葉ピーク。防寒必須。閉鎖施設あり ★★★☆☆

初めての北海道ツーリングには7月がベストです。気温が最も安定しており、ラベンダーや花畑が見頃を迎えます。8月のお盆シーズンは混雑しますが、それでも本州の観光地に比べれば圧倒的にストレスが少ないのが北海道の魅力です。

日数別おすすめプラン

休みの日数に合わせて3つのモデルプランを用意しました。いずれも初めての方が無理なく楽しめるルート設計です。

2泊3日プラン(道央・富良野集中型)

最短で北海道の魅力を味わうなら、富良野・美瑛エリアに集中するのが正解です。苫小牧か小樽に上陸し、道央の見どころを効率よく回ります。

2泊3日モデルプラン

・1日目: 苫小牧着→支笏湖→富良野(泊)走行距離 約150km

・2日目: 富良野→美瑛(パッチワークの路・四季彩の丘)→十勝岳望岳台→旭川(泊)走行距離 約120km

・3日目: 旭川→小樽(観光・寿司ランチ)→フェリー乗船 走行距離 約140km

項目 詳細
総走行距離 約410km
1日平均距離 約140km
難易度 ★☆☆☆☆(初級)
費用目安 約50,000〜80,000円(フェリー込み)

4泊5日プラン(道東・絶景ルート型)

北海道らしい大スケールの自然を満喫するなら、4泊5日で道東まで足を延ばすプランがおすすめです。摩周湖、知床、開陽台など「これぞ北海道」という風景に出会えます。

4泊5日モデルプラン

・1日目: 苫小牧着→日勝峠→帯広(泊)走行距離 約200km

・2日目: 帯広→ナイタイ高原牧場→阿寒湖→摩周湖→弟子屈(泊)走行距離 約250km

・3日目: 弟子屈→開陽台→野付半島→知床(ウトロ泊)走行距離 約220km

・4日目: 知床五湖→知床峠→羅臼→標津→釧路(泊)走行距離 約250km

・5日目: 釧路→襟裳岬→苫小牧→フェリー乗船 走行距離 約300km

項目 詳細
総走行距離 約1,220km
1日平均距離 約245km
難易度 ★★★☆☆(中級)
費用目安 約80,000〜130,000円(フェリー込み)

7泊8日プラン(北海道一周・完全制覇型)

時間が許すなら、北海道を一周する夢のプランに挑戦してみてください。道東の大自然から道北の最果て、そして道央のラベンダー畑まで、北海道のすべてを味わい尽くすルートです。

7泊8日モデルプラン

・1日目: 苫小牧着→支笏湖→ニセコ(泊)走行距離 約180km

・2日目: ニセコ→積丹半島(神威岬)→小樽→札幌(泊)走行距離 約220km

・3日目: 札幌→富良野・美瑛→旭川(泊)走行距離 約200km

・4日目: 旭川→宗谷岬(日本最北端)→稚内(泊)走行距離 約260km

・5日目: 稚内→オロロンライン→紋別→網走(泊)走行距離 約300km

・6日目: 網走→知床五湖→知床峠→羅臼(泊)走行距離 約160km

・7日目: 羅臼→開陽台→摩周湖→阿寒湖→帯広(泊)走行距離 約280km

・8日目: 帯広→襟裳岬→苫小牧→フェリー乗船 走行距離 約300km

項目 詳細
総走行距離 約1,900km
1日平均距離 約240km
難易度 ★★★★☆(中級〜上級)
費用目安 約120,000〜200,000円(フェリー込み)

エリア別おすすめルート

道東エリア:摩周湖・知床・開陽台

北海道ツーリングの真骨頂は道東にあると言っても過言ではありません。人工物がほとんど視界に入らない大地を走る体験は、人生観が変わるほどのインパクトがあります。

道東エリアの見どころ

・開陽台: 330度の地平線パノラマ。「ライダーの聖地」と呼ばれる展望台

・知床峠(国道334号): 羅臼岳を間近に望む標高738mの峠道

・摩周湖: 世界屈指の透明度を誇る神秘の湖

・野付半島: 全長約26kmの砂嘴。トドワラの幻想的な風景

・ナイタイ高原牧場: 日本一広い公共牧場。丘陵を走る道が最高

項目 詳細
主要ルート距離 帯広〜知床ウトロ 約300km
所要日数 2〜3日
難易度 ★★★☆☆(中級)
ベストシーズン 7月〜9月
主要道路 国道241号→国道243号→国道244号→国道334号

道北エリア:宗谷岬・オロロンライン・稚内

日本最北端の地・宗谷岬を目指すルートは、北海道ツーリングのハイライトです。オロロンライン(国道232号〜道道106号)は、日本海沿いを延々と北上する直線路で、サロベツ原野越しに利尻富士が見える区間は息をのむ美しさです。

道北エリアの見どころ

・宗谷岬: 日本最北端の地の碑で記念撮影は必須

・オロロンライン: 日本海沿いの直線路から利尻富士を望む

・宗谷丘陵・白い道: ホタテの貝殻を敷き詰めた白い道は絶好のフォトスポット

・ノシャップ岬: 夕陽の名所。利尻島のシルエットが美しい

・エサヌカ線: 約16kmの直線道路。地平線へ吸い込まれる感覚

項目 詳細
主要ルート距離 旭川〜稚内 約250km(オロロンライン経由 約350km)
所要日数 1〜2日
難易度 ★★☆☆☆(初級〜中級)
ベストシーズン 6月〜9月
主要道路 国道232号→道道106号(オロロンライン)→国道238号

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道央エリア:富良野・美瑛・ニセコ

パッチワークのような丘陵地帯と花畑が広がる、北海道の「絵はがき」エリアです。美瑛のパッチワークの路やジェットコースターの路は、バイクで走ると一段と爽快。富良野のラベンダー畑は7月が最盛期で、紫色の丘と青空のコントラストは北海道ならではの光景です。

道央エリアの見どころ

・美瑛・パッチワークの路: ケンとメリーの木、セブンスターの木などフォトスポット多数

・ジェットコースターの路: アップダウンの激しい直線道路は走りごたえ抜群

・ファーム富田: 北海道を代表するラベンダー畑

・神威岬(積丹半島): 積丹ブルーと呼ばれる青い海が絶景

・ニセコパノラマライン: 羊蹄山を望むワインディングロード

項目 詳細
主要ルート距離 札幌〜富良野〜美瑛 約200km
所要日数 1〜2日
難易度 ★☆☆☆☆(初級)
ベストシーズン 6月〜9月(ラベンダーは7月)
主要道路 国道237号→道道966号(パッチワークの路周辺)

道南エリア:函館・大沼・洞爺湖

函館の夜景、大沼の自然、洞爺湖の温泉と、コンパクトに北海道の魅力が詰まったエリアです。青森からフェリーで函館に入る場合は、道南から北海道ツーリングをスタートするのが自然な流れ。函館の朝市で海鮮丼を食べてから走り出す――これだけで北海道ツーリングの幸福度が一気に上がります。

道南エリアの見どころ

・函館山: 世界三大夜景の一つに数えられる100万ドルの夜景

・大沼国定公園: 駒ヶ岳を背景にした湖沼群の美しさ

・洞爺湖: 湖畔の温泉街で走行後の疲れを癒す

・函館朝市: どんぶり横丁の海鮮丼は旅の始まりに最適

・城岱牧場展望台: 函館の裏夜景スポットとして人気

項目 詳細
主要ルート距離 函館〜洞爺湖 約180km
所要日数 1〜2日
難易度 ★☆☆☆☆(初級)
ベストシーズン 5月〜10月
主要道路 国道5号→国道37号→国道230号

持ち物・装備チェックリスト

北海道ツーリングでは、本州とは異なる気候条件を考慮した装備が必要です。特に寒暖差対策と雨対策は万全にしておきましょう。

必須の装備

・レインウェア上下: 北海道は天気が変わりやすい。防水性の高いものを

・防寒インナー(フリース等): 夏でも朝晩は10℃を下回ることがある

・防水バッグまたは防水カバー: 荷物の濡れ対策は必須

・予備のグローブ: 濡れたグローブでの走行は危険

・虫除けスプレー: 北海道の虫(特にブヨ)は本州より手強い

・日焼け止め: 北海道でも夏の紫外線は強い

キャンプ泊する場合の追加装備

・テント(ツーリング用コンパクトタイプ)

・シュラフ(夏用でも3シーズン対応を推奨)

・マット(エアマットまたはインフレータブル)

・バーナー・クッカーセット

・ヘッドライト

北海道ツーリングの注意点

安全に楽しむための注意点

・野生動物の飛び出しに最大限の注意を払ってください。特にエゾシカは夕方〜早朝に活発に道路を横断します。時速60km以上での衝突は命に関わります

・ガソリンスタンドの営業時間が短いエリアがあります。道東・道北では18時に閉まるスタンドも珍しくありません。残量に余裕を持って給油しましょう

・直線道路でのスピードの出しすぎに注意。北海道の直線路は気持ちよくスピードが上がりますが、取り締まりも多く、動物の飛び出しリスクもあります

・峠道は霧が出やすいです。知床峠、日勝峠、三国峠は霧の名所。視界不良時は無理せず待機する判断も大切です

・携帯電話の電波が届かないエリアが道東・道北には点在します。万が一に備え、紙の地図も1枚持っておくと安心です

よくある質問

Q. 北海道ツーリングに最低何日必要ですか?

フェリーの乗船日を除いて最低2泊3日あれば、道央エリア(富良野・美瑛)を楽しめます。ただし、北海道らしい大スケールの自然を満喫するなら4泊5日以上がおすすめです。道東まで足を延ばすと北海道ツーリングの本当の魅力がわかります。

Q. フェリーの予約はいつ頃すればいいですか?

7月〜8月のハイシーズンは2ヶ月前の予約開始日に即予約するのが確実です。特にお盆期間(8月10日〜16日前後)はすぐに満席になります。6月や9月なら1ヶ月前でも比較的取りやすいです。

Q. 1日の走行距離はどのくらいが適切ですか?

40代バイカーなら1日200〜300kmが快適な範囲です。北海道は信号が少なく走行ペースが速いため、本州の300kmより疲労度は低いですが、写真撮影や観光の時間を考慮すると250km前後が理想的です。

関連記事: 北海道の前にまず関東で腕慣らし。日帰りで楽しめる奥多摩ツーリングもおすすめです

まとめ

北海道ツーリングは、バイカーの人生を変える体験と言っても大げさではありません。地平線まで続く直線路、エメラルドグリーンの湖、夕陽に染まるオロロンライン。本州では絶対に味わえないスケール感が、北海道にはあります。

40代からの初めての北海道ツーリングで大切なのは、無理をしないことです。この記事で紹介した日数別プランとエリア別ルートを参考に、自分の体力と休みに合ったプランを組んでください。一度北海道を走ったバイカーは、必ず「また来たい」と思うものです。最初から完璧に回ろうとする必要はありません。

そして、北海道ツーリングは仲間と走ると感動が何倍にもなります。広大な景色を前に「すごいな」と言い合える仲間がいるだけで、旅の記憶はずっと鮮やかに残ります。今年の夏こそ、北海道への第一歩を踏み出してみませんか。

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この記事を書いた人

40代からのツーリング仲間探しサービス「BunBun(ブンブン)」の編集部です。ソロツーリングの楽しみ方からマスツーリングのマナーまで、大人のライダーに役立つ情報をお届けします。

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