箱根ツーリングの決定版|ターンパイクから芦ノ湖スカイラインまで日帰り満喫ルート

箱根ツーリングの決定版|ターンパイクから芦ノ湖スカイラインまで日帰り満喫ルート

首都圏のバイカーにとって、箱根は最も身近な「走れる山」です。東京から約1.5時間、横浜からなら1時間足らずでワインディングロードに飛び込める。この手軽さが、箱根が何十年もライダーに愛され続けている最大の理由でしょう。

箱根の魅力は、個性の異なる複数のルートが狭いエリアに凝縮されている点にあります。高速ワインディングのターンパイク、絶景尾根道の芦ノ湖スカイライン、テクニカルな椿ライン。一日で複数のルートを組み合わせて走れるため、日帰りでも充実感のあるツーリングが楽しめます。

この記事では、箱根エリアの主要ルートを一本ずつ解説し、おすすめの周回コースと立ち寄りスポットまでまとめました。仲間との週末ツーリングの計画にぜひ活用してください。

この記事でわかること

・箱根エリアの主要5ルートの特徴とスペック

・料金・距離・難易度の比較

・日帰りおすすめ周回コース

・大観山・芦ノ湖・大涌谷など立ち寄りスポット情報

・走行時の注意点と安全対策

目次

箱根ツーリングの全体像

箱根エリアには有料・無料を含めた複数のツーリングルートが存在します。それぞれが異なる特徴を持ち、組み合わせ次第で初心者から上級者まで楽しめるのが箱根の強みです。

エリア全体としては、小田原・箱根湯本を起点に、箱根の山を登って芦ノ湖畔に至り、再び麓に下るという構成になります。登りと下りで異なるルートを選べるため、同じ道を往復する単調さがありません。

ルート名 距離 通行料(二輪) 難易度
箱根ターンパイク 約15km 650円 初級〜中級
芦ノ湖スカイライン 約10.7km 500円 中級
箱根スカイライン 約5km 350円 中級
椿ライン 約10km 無料 中級〜上級
箱根新道 約13km 無料 初級

主要ルート詳細ガイド

箱根ターンパイク(アネスト岩田ターンパイク箱根)

箱根ターンパイクの特徴

小田原側から大観山まで一気に駆け上がる全長約15kmの有料道路です。幅の広い2車線路で、中高速コーナーが連続する爽快なワインディングが楽しめます。路面状態が非常に良く、箱根エリアで最もストレスなく走れるルートと言えるでしょう。

ターンパイクの最大の魅力は、ゴール地点の大観山展望台です。眼下に芦ノ湖、正面に富士山という絶景が待っています。晴天の早朝には雲海に浮かぶ富士山が見えることもあり、バイカーの間では「箱根に来たらまず大観山」と言われるほどの定番スポットです。

料金所を過ぎると信号はなく、一般車両が少ないため走りに集中できる環境です。ただし、直線区間でのスピードの出しすぎには注意してください。

ルート名 箱根ターンパイク(アネスト岩田ターンパイク箱根)
区間 小田原料金所〜大観山
距離 約15km
通行料(二輪) 650円
所要時間 約20〜25分
難易度 初級〜中級
おすすめポイント 大観山展望台からの富士山と芦ノ湖の絶景

芦ノ湖スカイライン

芦ノ湖スカイラインの特徴

箱根外輪山の尾根を走る全長約10.7kmの有料道路です。芦ノ湖の西岸に沿って南北に走り、区間の大部分で芦ノ湖と富士山を同時に眺められる贅沢なルートです。箱根エリアの中でも、景色の良さでは随一のルートと言えます。

コースは中速コーナーが中心で、路面状態は概ね良好です。ただし、尾根筋を走るため風が強い日はハンドルを取られることがあります。特に冬場や強風時は注意が必要です。

途中にはいくつかの展望駐車場があり、バイクを止めて富士山を眺める時間もツーリングの醍醐味です。レストハウスレイクビューでは食事も可能で、仲間との昼食ポイントに最適です。

ルート名 芦ノ湖スカイライン
区間 箱根峠〜湖尻峠
距離 約10.7km
通行料(二輪) 500円
所要時間 約15〜20分
難易度 中級
おすすめポイント 尾根道からの芦ノ湖・富士山の絶景パノラマ

箱根スカイライン

箱根スカイラインの特徴

芦ノ湖スカイラインの北端から続く全長約5kmの短い有料道路です。距離は短いものの、駿河湾と富士山を正面に見ながら走る開放感は箱根エリアの中でもトップクラス。芦ノ湖スカイラインとセットで走るのが定番です。

短い区間ながら、走り応えのある中速コーナーが続きます。御殿場方面へ抜けるルートとしても機能するため、東名高速の御殿場ICを起点・終点にするプランにも組み込めます。

ルート名 箱根スカイライン
区間 湖尻峠〜長尾峠
距離 約5km
通行料(二輪) 350円
所要時間 約10分
難易度 中級
おすすめポイント 駿河湾と富士山の眺望、芦ノ湖スカイラインとの連続走行

椿ライン(県道75号湯河原箱根仙石原線)

椿ラインの特徴

湯河原から大観山まで駆け上がる全長約10kmの無料ワインディングロードです。箱根エリアの中では最もテクニカルなルートで、タイトなヘアピンカーブが連続します。ライディングスキルを試したいバイカーに人気の道です。

椿ラインの名前は、沿道に椿の木が多いことに由来しています。通行料無料で走れるため、ターンパイクの代替ルートとしても利用されます。ただし、道幅がやや狭い区間があり、対向車には十分な注意が必要です。

上りきった先は大観山に到着するため、ターンパイクで登って椿ラインで下る(またはその逆)という周回ルートが組めます。下りの椿ラインはブレーキへの負担が大きいため、エンジンブレーキを積極的に使うことをおすすめします。

ルート名 椿ライン(県道75号)
区間 湯河原〜大観山
距離 約10km
通行料 無料
所要時間 約20〜30分
難易度 中級〜上級
おすすめポイント テクニカルなヘアピン、無料で走れるワインディング

箱根新道(国道1号バイパス)

箱根新道の特徴

箱根湯本から箱根峠を結ぶ全長約13kmの国道バイパスです。2011年に無料化され、現在は通行料がかかりません。カーブの半径が大きく、初心者でも安心して走れる設計になっています。箱根エリアへのアクセスルートとして最も利用されています。

ワインディングとしての刺激はターンパイクや椿ラインには及びませんが、確実に箱根峠まで到達できる安定感が魅力です。特に初めて箱根を走る方や、グループツーリングで走力差がある場合には最適なルートです。

ルート名 箱根新道(国道1号バイパス)
区間 箱根湯本〜箱根峠
距離 約13km
通行料 無料
所要時間 約20分
難易度 初級
おすすめポイント 幅広い路面、安定したアクセスルート

おすすめ日帰り周回コース

箱根の醍醐味は、複数のルートを組み合わせた周回コースにあります。ここでは、初心者向けと経験者向けの2パターンをご紹介します。

コースA:初心者・のんびり派向け(約60km / 所要4〜5時間)

のんびり周回コース

・小田原→箱根新道→箱根峠→芦ノ湖畔(昼食・散策)→箱根峠→芦ノ湖スカイライン→大観山→ターンパイク→小田原

走行距離は約60kmで、昼食と観光を含めて4〜5時間で回れるコースです。箱根新道で楽に登り、芦ノ湖畔で休憩した後、芦ノ湖スカイラインの絶景を楽しみ、ターンパイクで下ります。全体を通して難易度が低く、初めての箱根ツーリングに最適です。

コースB:経験者・走り派向け(約80km / 所要5〜6時間)

走り応え重視の周回コース

・小田原→ターンパイク→大観山→芦ノ湖スカイライン→箱根スカイライン→長尾峠→仙石原→大涌谷→箱根峠→椿ライン→湯河原

箱根エリアの主要ルートをほぼ網羅する欲張りコースです。ターンパイクの高速コーナーから始まり、芦ノ湖・箱根スカイラインの絶景、仙石原のすすき草原を経由して、椿ラインのテクニカルな下りで締めくくります。走行距離は約80km、箱根を一日で「全部味わいたい」方におすすめです。

おすすめ立ち寄りスポット

大観山展望台

ターンパイクの頂上に位置する箱根を代表する展望スポットです。芦ノ湖と富士山の共演は、何度見ても飽きない絶景。駐車場にはカフェがあり、バイクを眺めながらコーヒーを飲む贅沢な時間が過ごせます。仲間との集合写真はここで撮るのがおすすめです。天気が良い日の朝は特に空気が澄んでおり、早朝到着を狙う価値があります。

芦ノ湖畔・箱根町港

芦ノ湖の南岸に位置する箱根町港は、遊覧船の発着場であり、箱根観光の中心地です。湖畔沿いに飲食店や土産物店が並び、昼食スポットに困ることはありません。名物の箱根そばやワカサギ料理など、走った後の食事を楽しむ場所として最適です。バイクの駐車場も複数あり、利便性が高いエリアです。

大涌谷

箱根火山の噴気地帯を間近に見学できるスポットです。硫黄の匂いと白い噴煙が立ちのぼる景観は、他のツーリングスポットでは味わえない独特の体験です。名物の「黒たまご」は一つ食べると7年寿命が延びるという言い伝えがあり、仲間へのお土産にもぴったり。火山活動の状況によっては立入規制がかかることがあるため、事前に確認してから訪れましょう。

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走行時の注意点

箱根ツーリングの注意点

週末の渋滞:箱根は観光地のため、土日祝日は国道1号を中心に渋滞が発生します。早朝出発(7時台到着が理想)で混雑を避けましょう。帰路も15時以降は混み合うため、早めの切り上げが快適です

霧・雨への備え:箱根は標高が高いエリアほど天候が変わりやすく、山頂付近だけ霧に包まれることがよくあります。レインウェアは常に携行してください

有料道路の料金準備:ターンパイク、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインは有料です。小銭を事前に用意しておくとスムーズです。ETCは使えない料金所もあるため注意してください

椿ラインの下り:ヘアピンカーブが連続するため、ブレーキの効きが落ちるフェード現象に注意してください。エンジンブレーキを併用し、速度を抑えて走りましょう

冬季の路面凍結:12月〜3月は標高の高い区間で路面凍結や積雪の可能性があります。冬場のツーリングは路面状況を十分に確認してから出発してください

よくある質問

Q. 箱根ツーリングは初心者でも大丈夫ですか?

大丈夫です。箱根新道やターンパイクは道幅が広くカーブも緩やかなため、初心者でも安心して走れます。椿ラインはヘアピンカーブが多いため、まずは箱根新道とターンパイクの組み合わせから始めるのがおすすめです。

Q. 有料道路の合計費用はいくらですか?

主要3路線を全て走った場合、ターンパイク650円+芦ノ湖スカイライン500円+箱根スカイライン350円=合計1,500円です。箱根新道と椿ラインは無料なので、コストを抑えたい場合はこの2本を中心に組み立てることも可能です。

Q. 東京から日帰りで回りきれますか?

十分に可能です。朝7時に東京を出発すれば、8時半頃には走り始められます。昼食と観光を含めても15時頃には帰路につけるため、夕方の渋滞に巻き込まれる前に帰宅できます。

Q. おすすめの時期はいつですか?

4月〜6月と10月〜11月がおすすめです。夏場は暑さと混雑、冬場は凍結リスクがあるため避けたほうが無難です。特に11月上旬〜中旬は箱根の紅葉が見頃を迎え、仙石原のすすきも美しい季節です。

まとめ

この記事のまとめ

・箱根には個性の異なる5つの主要ルートがあり、組み合わせで多彩なツーリングが楽しめる

・初心者は箱根新道+ターンパイク、経験者はスカイライン+椿ラインを加えた周回がおすすめ

有料道路の合計費用は1,500円(3路線走破時・二輪料金)

早朝出発で渋滞回避が箱根ツーリングの鉄則

・大観山・芦ノ湖・大涌谷など、走りだけでなく観光も充実

箱根は、何度走っても新しい発見がある懐の深いエリアです。季節ごと、時間帯ごとに表情が変わる箱根の山道は、ベテランバイカーをも飽きさせません。一人で走り込むのも良いですが、仲間と「次はどのルートで回る?」と相談しながら走るのも箱根ツーリングの楽しみ方です。

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この記事を書いた人

40代からのツーリング仲間探しサービス「BunBun(ブンブン)」の編集部です。ソロツーリングの楽しみ方からマスツーリングのマナーまで、大人のライダーに役立つ情報をお届けします。

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